とある証券会社の方が対面で説明。
証拠金について。
- 本証拠金:新規商品を買うときに証券口座になければならないお金。金なら13万5000円。証拠金は1枚毎に必要なので、金を100枚買うのなら証拠金だけで1350万円必要。
- 追証拠金:本証拠金の半分以上の損失を出したときに補填しなければいけない証拠金。金で80000円負けたなら、67500円の追証拠金を収めなければいけない(既に口座にある場合は問題なし)。追証拠金が収められない場合は強制決済。さらに60000円負けたらまた67500円。勝ち始めて負けがなくなったら追証拠金は解除される。
- 臨時増証拠金:相場の変動が激しいときに取引所が臨時に徴収する証拠金。資金不足のみなさんはここでグッバイ。
- 定時増証拠金:保持している商品が限月となった時に徴収される証拠金。限月は取引幅制限が撤廃され(ストップ安・高がなくなる)値動きが激しくなるため、あらかじめ金置いてけよ、という話。
商品について
商品によって取引時間、取引方法が違う。金や石油などメジャーなものはザラバ取引。そうでなければ1時間に1回の板寄せ。マイナー商品は流動性が低いのでお勧めできない(売りたいときに売れないし、成行で買うリスクが高いから)。
各種指数について
株と違って狭い世界なので、ファンデメンタルよりはチャート分析、情報戦になる。例えばファンドがどの銘柄に投資しているなど。一番確実なのはトレンドに乗る事。ちゃんとロスカットすれば1勝3敗くらいで利益が出る。
感想
対面方式、ということで何か変な商品勧められんじゃないかと思って警戒していたが、思った以上に紳士的に進んだ。過去に先物取引でいろいろなトラブルがあった経緯からか、行政も金融会社もかなり慎重なようだ。例えばこの会社は顧客の資産を事前に調査し、それ以上の損失が出るのなら強制ロスカットするらしい(先物で負けて首くくる人が出ないように)。
ただし、先物取引がハイリスクなことは変わらない。株よりも値幅が大きい商品(金なら10円動くだけで10000円の損益)なので、調子に乗ってホイホイ投資するわけにはいかない。ちゃんと分析をしてそれから…という所だが、分析材料が少ないのも先物のデメリット。取りあえず架空取引からやってみるか。