纏まらなさそうなのでこちらに。
今シーズンは仲間でスノーボードDVDを作成しようと思っている。てことでとにかく映像を撮影しまくって集まったファイルは2000個。現時点でこれだからシーズン終了までには2500〜3000ファイルになるだろう。友達が同じようなDVDを作ったときは1000ファイル程度だったらしいからそれの2倍〜3倍。
うちのチームの特徴はカメラの多さだと思う。正確にはカメラを保有している人が多いということ。ゲレンデに行って天気が良ければ(悪くても)取りあえずカメラを回す。そうやってできたファイルが2000ファイル。
もうちょい言うと撮影に対する意識が高い。何も考えてない人にカメラを渡すと被写体をセンターに置いてひたすら追うような”素人くさい”映像になる。こういう映像も必要だが、かっこいいDVDを作るためにはいろんなアングルからいろんなシチュエーションで映像を残す必要がある。滑りじゃプロには敵わないから、いろんな種類の映像を組み込んで見ている人を飽きさせないようにしないといけない。
そのために必要なのはお金と発想である。
お金は実もフタもないけどお金かけてカメラ機材を購入することである。といってもご家庭で使っている5万〜6万のビデオカメラに1万円程度の望遠レンズ・広角レンズを合わせるだけだから出費としては普通の部類に入るだろう。別のチームでは20万円もする業務用のビデオカメラを投入している所もある。繰り返しになるがうちのチームはこういった装備を数人が整えてるためいつでも映像が撮れる環境にあるし、1カメ・2カメで同じ人を別アングルから撮るといった(撮影体制だけは)プロ並みの環境である。
第二は発想である。被写体を追うような映像ばかりだとただの練習用DVDである。そこでアングルを変えたりズーム・広角を使ったりして新鮮な映像を撮影するのである。もちろんその場のアイディアも重要だけど、ここはぶっちゃけ有名DVDからアイディアを貰うことが多々ある。これについては別に悪いこととは思っていなくて、僕らは素人だしDVD作って利益出すつもりはないし、まずは真似してそこからオリジナリティのある映像を作れれば、と思っている。
という感じでスノーボードの滑走スキルを除けば、うちのチームは結構いい線いってるのではないかと思われる。
欠点は「どういう映像が足りないか」というのを誰も把握していないということだ。というか、僕が映像の撮りまとめを行っているので把握するべきなのだけど、いかんせんファイルが多すぎるし僕自身も土日は滑っているので管理が追いつかない。理想は商用DVDを研究して、オフショット・オンショットの割合を調べる。特にオンショットではフリーラン・キッカー・ジブの割合を調べる。それとうちの映像ストックを見比べて今足りなさそうな映像をフィルマーにアナウンスする、などできたら良かったのだがそのどれもができていないのは反省している。
ここで書いても仕方ないのだけど、今足りないのは「雪山でのオフショット」「キッカー」。足りているのは「ジブ」「フリーラン」「室内でのオフショット」。キッカーについては天気が悪い日が多くて撮影できなかったので仕方ないとして、雪山でのオフショットが少ないのは割と盲点、というか怠慢かも。
なぜ「雪山でのオフショット」が少なくなるかというと、それが「狙って撮影しないと撮れない」から。例えばボードを持って歩きながら駐車場からゲレンデに向かう映像が欲しい場合、フィルマーがまずゲレンデの方に移動して駐車場側にカメラを向ける。合図をしてみんなに歩いてきてもらう、といった作業が必要。映画的な映像の作り方が必要になってくる。
みんな照れがあるのかこういった映像が少なく、実際にDVDを作るときに苦労しそうである。…ということに気づいたのでここからラストまでは「雪山でのオフショット」「キッカー」について映像を撮影しまくろうと思いました。