PCにXBOX360の画像と音を取り込んでUstで配信メモ2

配信のCPUについて

高解像度で配信しようとすると高スペックのCPUが必要になる。
僕のAthlon BE 2300+(2007年1月時点でのエントリーCPU)では320×240がギリギリ。
480×360になると30fbps設定で1秒10フレームくらいコマ落ちして話にならない。

上でURLを上げた駄目クマさんは

  • CPU : Core2 Quad Q9450 [2.66GHz/FSB1333MHz/L2 6MBx2/QuadCore]
  • メモリ : (1GBx4) [DDR2/PC6400/CL5]

で640×480サイズで実況できているらしい。目安として。

配信先として

現在、ゲーム生実況の配信先として以下のようなサイトがあげられる。

Ustream

生配信といえばこちら、のUstream。いろんな人がいろんなジャンルを実況してるし、
ブラウザ1つ・登録なしで見れるのが魅力。ビジネス・真面目系のイメージが強かったが、
最近はその使い勝手からゲームなどエンタメ系の実況も充実。

ニコニコ生放送

500円/月のニコニコプレミアム会員にならなければいけないなどいろいろと制約はあるみたいだが、
リアルタイムコメントが動画に流れるのはニコニコだけ。それに旬のサービスでもあるただ、年齢層が低いような気もするが…。

WMEによる

2chの実況板で主流。WMEを自PCにインストールしてサーバ化→配信する方法。視聴者は配信者のPCにアクセスする。
Ustと違って自分の環境が良ければほぼ青天井で高画質配信できるのが魅力。
ただし自宅サーバ型であり配信人数に限りがある。またWindowsMediaPlayerをインストールしなければならない。
良くも悪くもWin寄りの2ch発。いわゆるオープン好きでMac好きなWeb系の人には受け入れられてない。

ちなみにゲーム録画実況の配信先はニコ動1択だろう。youtubeにもUPするだけならできるが、
視聴者とのコミュニケーション・目立ち度・コメント率など、ゲーム実況環境が高まりすぎてるニコ動にはまるで勝てない。

PCにXBOX360の画像と音を取り込んでUstで配信メモ1

一応XBOX360の画面と音を配信できたのでメモ。しかしこりゃハードル高いわ。

基本的な接続方法

XBOX360->(コンポジット接続)->キャプチャボード付きPC

ラグ防止のためにコンポジット接続を分離して液晶に繋いだりするけど、基本的な録画方法はこれ。ゲーム画面をPCに出力してそれを配信する。

ただこの方法だと音声は配されない。なぜなら基本的にPC内部で発生している音声はキャプチャできないから。
これを防ぐためにはオーディオ出力(ヘッドホン端子)とオーディオ入力を接続し、
PC内部の音を一端外部に出し、PC外部から取り込んだ音声としてキャプチャする必要がある。

  • PC(オーディオOUT)->(ラインケーブル)->PC(オーディオIN)

この時、出力/入力ともできれば赤白のオーディオ端子で取り込みするほうが音がいい。
ある程度値段のするオーディオデバイスならついているはず。できないなら3.5mmジャックで。

これでゲームの動画と音声を配信する準備はできた。具体的な配信方法は以下を参照。

neue cc – UstreamでFlash Media Encoderを使って高画質配信するためのまとめ

実況音声について

ただこれでは自分の声を配信に乗せることができない。現状、PCについているオーディオデバイスは1つ。
そしてのそのオーディオデバイスは同時に1系統しか取り込みができない。
その1系統は赤白の端子でゲーム音声を取り込んでいる。ここにマイクの入る余地はない。

※赤はゲーム音声、白はマイク端子に分ける方法もあるが。

手として考えられるのは、外部ミキサーを使うということ。
この外部ミキサーは普通の音響製品であり2つ以上の音声を1つに纏めることが可能。
ボリュームコントロールも容易で一番簡単な方法と言える。ただし、

  1. 機材が高価で10000円くらいかかる。
  2. 将来的にHDMIで取り込む事を検討すると、ライン音声しか合成できないこの方法では面倒な事もある

以下に述べるステレオミキサーの方が安価で一般的であるため今回は却下。

※ちなみにミキサーについての詳しい説明はこちら。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki – AT-PMX5Pの使い方

そこでステレオミキサー

で、ステレオミキサー。これは普通のUSB/PCIオーディオデバイスについている機能の1つで、
PC内部で鳴っている音声を「PC(オーディオOUT)->(ラインケーブル)->PC(オーディオIN)」みたいな事をせず直接取り込むことができる機能。
つまり赤白の端子でゲーム音声を取り込んでいた所にマイクを挿せるというわけ(この時は赤白でなく3.5mmジャック)

ただステレオミキサー機能はどんなオーディオデバイスについてるわけではない。
実際、僕の持っているSE-U55Xはついてなかった。確実なのは以下のページで推奨されているデバイスを買うこと。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki – ステレオミキサーの追加

USB-SAV51が結構お勧めらしい。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki – ステレオミキサーの追加

オーディオデバイスを2つ以上使えばサウンドルーティングできて最強

上記の方法で実施してもいいのだが、僕の場合ステレオミキサーを追加するためにUSB-SAV51を買うと、
既存のSE-U55Xと合わせてオーディオデバイスが2つになるのでサウンドルーティングソフトを使用して音声を合成できる。
具体的には以下のページのように、マイク音声を取り込んでいるオーディオデバイスの出力先をメインのオーディオデバイスにしてやる。

駄目クマ的PCゲーム実況配信ガイド Part2-1 サウンドルーティングソフトを使用した配信方法|dmkm: FPS Syndrome

そうするとメインのオーディオデバイスからはPC内部で鳴っているゲーム音声ともう一つのオーディオデバイスのラインイン(つまりマイク音声)が合成されて出てくることになるのだ。

この方法の優れているところは、ステレオミキサーと違ってPC内の設定が煩雑でないところ。確かに接続するケーブルは多くなるが、その代わり設定が簡単、傷害切り分けもしやすくなる。

余談だが、skypeで複数人と実況する場合、複数のオーディオデバイスが必須となる。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki – Skype実況プレイ

つまり、今使っているオーディオデバイスがステレオミキサーに対応しておらずオーディオデバイスを買い足す事になったとしても、そこまで無駄な出費ではない、ということだ。