NeWorkを使ったメモ
早期アクセスのご案内が来たので、社内のみんなで使ってみました。
※ 10/1より、ウェイティングなしで使えるようになったみたいです。
「NeWork™」のウェイティングリストにご登録いただいた方へのご招待が完了し、即時ご利用が可能になりました。長らくお待ちいただき、ありがとうございました!
— NTTコミュニケーションズ (@NTTCom_online) October 2, 2020
昨日、ルームバブルに入らずに会話が聞ける「聞き耳機能」をリリースしました。ぜひご利用ください!https://t.co/zhSYXq7frA#NeWork
NeWorkとは?
Web会議ツール。ZoomやTeamsのような"定型的な会議"ではなく、discordやremoのような"非定形コミュニケーション","オンライン飲み会"を目的としたツール。チャット部屋に常時ログインして、気軽に発話して話しかける事が出来る、を実現しようとしているツールです。
特徴
NeWorkは複数のワークスペースに複数のルームがぶら下がる構造となる。
- ワークスペース01
- ルーム01
- ルーム02
- ルームXX
- ワークスペース02
- ルーム01
- ルーム02
- ルームXX
- ワークスペースXX
- ルーム01
- ルーム02
- ルームXX
ワークスペースをまたいだコミュニケーションは全くできないので、これはSlackのワークスペースやTeamsのテナントと同レベルの障壁だと思ってよい。一方、ワークスペース内のルームは完全に可視化。誰がどのルームに居るのか分かり、ルームに勝手に入って発言する、発言しないが話題を聞く(これが"聞き耳モード"として実装)事が出来る設計。
つまりルームというのがリアルオフィスでの"フリーススペース雑談"となっている。
こちらがワークスペース全体像。誰がが・どこで・誰と話しているかが分かるので便利。マネージャー視点だと「AさんとBさんは良く雑談してるなぁ」とかわかるので、なんか安心感ある。
1つのルームの様子。中心に集まっているのが、ルーム内で話している人で、外側にいるのが"聞き耳モード"の人。なお、誰が聞き耳を立てているかは、中の人には分かる仕様になっている。
※ モザイクかけすぎで分かりづらくてすまん。
ルームの中は、いわゆるZoomやTeams会議と同じようなことが出来るが、チャット・ファイルなどデジタルコンテンツのやり取りは一切できないのが特徴。セキュリティガーと言い出す偉い人対策にはよいが、気軽なチャットが出来ないのが辛く、NeWorkだけでオンライン会議ツールとして使うのは厳しいと思う(NeWorkとしても、何かのツールと併用を想定していると思うが。
モザイクで分かりづらいが、複数人が自分の画面を同時に共有できる仕様となっている。これがめっちゃ便利で、ZoomやTeamsにはない特徴。例えばハンズオンの時にみんなの画面を見ながら講師が指摘する、とかが余裕で出来る。これは神機能!なんですが、帯域が10MB/sくらい食っていたので、まぁZoomやTeamsが採用しない理由もわかる。
感想
性能面
- ベータ版だけあってブラウザが落ちる。今回、1時間の利用で私は1回、中には2,3回落ちた人もいました。
- メモリ8GBの人が良く落ちていた印象。よいPCを使えばいいという説だが、私は16GBのPCで1回落ちた
- ネットワーク帯域は食う。特に、ルームで複数人がデスクトップ共有していると辛い
- Teamsなんかは、画面共有をフルスクリーンじゃなく小さくすれば帯域が落ちるようだが、NeWorkには実装されていない?(ルームで1人あたりの画面が小さくても、画質を落とさずに転送してしまっている?
- ルームに参加しつつもルームを表示せず、ワークスペース画面に戻って会話し続けると安定した
ベータ版だけあって、まだ課題が多そう。
プロダクトのコンセプト面
- ルームのコンセプトは非常に良かった
- ワークスペース内で誰が会話しているかが一目でわかるので、マネージャーが安心感ある。
- 入りづらくても、"聞き耳モード"で参加して、話題に入れそうだったら入る、というステップが非常に良い
- ルームへの入室、退室はスピーディーで非常に良い
- ルームに"呼び込み"が出来るとよかったかも。
- "朝会始まるよ~"とかで、メンバー全員集合させたかった。
- プロダクトのコンセプト的に「人に何かを強制しない」なら、この機能がないのは納得ですが。
- "朝会始まるよ~"とかで、メンバー全員集合させたかった。
- 2人会話→3人会話への移行が出来ない
- "ルーム"に入らなくても、誰かを選択して会話を始める機能があるが、2人会話限定で3人会話に移行できない。
- プロダクトのコンセプトを考えると、これは実装してほしい。2人で立ち話している所に、人が加わって…というのが出来ないので辛い
- 2人会話はP2P、3人会話はWebサーバー経由だから難しいのか?
- Teamsでも同じような問題あるけど…
- せめて、2人会話→ルームを作成のナビゲーションが欲しい
あると便利な機能(クリティカルではない)
- チャット機能
- 別のコミュニケーションツールで代替が前提としても、あると便利
- 鉄の意志でつけない、というプロダクトマネージャーの拘りがあるなら尊重したいが
- ルーム整理機能
- ルームの配置がシステム任せなので、整理したい気持ちになる
- 人のアイコンを移動する機能
- ルームに同じく。
その他
- オーディオ設定、カメラ設定のUIが分かり面過ぎる(たどり着けない)
- ルームを削除する時に、人がいるかいないかで削除時のメッセージを変更してほしい
- 人がいるルームでもルームを削除すると強制的に解散させられるのが面白かった
まとめ
粗削りながらすげー可能性を感じるし、NTTComさん発のWebサービスが成功する事で日本のSIerもやるじゃん、ってなるので、是非成功してほしいです。小回りの利く宣伝が出来ないとか、マニュアルをPDFダウンロードしないといけないとか、いろんな縛りがありそうだな~と外側から見て感じるのもあって、なおさら応援してしまいます。
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