#decode19 の #PR06 から考える、今みんながMicrosoftTeamsについて知りたい事
表題の通りdecode19のPR06というセッションに参加したのですが、個人的にはあまり得るものがなくtwitterを見ても同じように感じた人が多かったようです。
PR06 最前線での Microsoft Teams の実践的活用を学ぶ ~ 医療現場から
じゃあどういうセッションだったら満足だったのか?俺は(みんなは)Teamsについて何が知りたかったのか?と少し考えてみました。
セッションへの期待とギャップ
セッション内容は2つの医療団体がMicrosoftTeamsを採用し、医療の働き方改革を進めました、というアウトライン。これに対して私が抱いた期待を振り返ってみると…
- 医療現場でどういう風にTeamsが利用されているかを知りたい
- 例えば、手術現場の写真を撮影し、Teamsで撮影しているのか?
- 医療現場という、自分がよく知らない業界への興味
- 24時間の業務もありそうだし、顔を合わせてコミュニケーションを取れない中での情報の残し方などのノウハウ
- 導入の成功事例とされる法人は、上手くTeamsを使いこなしているに違いないからノウハウを持って帰りたい
- wikiとかOneNote、何をどう使っているの?
- 単純に、使っているツールに興味あり。ツールの使い方のTipsも
- 例えば、手術現場の写真を撮影し、Teamsで撮影しているのか?
- MicrosoftTeamsを導入したことによる、目に見える効果
- 例えばカンファレンスの頻度が1日2回から4回出来るようになって、1回当たりの時間が短くなった
- 勤務時間が○時間短くなった
ただ実際は…
- 医療現場へのMicrosoft Teamsの浸透のさせ方
- お医者さんは新しい物好きだからすぐに広まった!
- 何の参考にもならない
- アンバサダー制度を導入し、部署で2名を選抜してTeamsを好きになってもらった
- 個人的にこのやり方は知っていた
- お医者さんは新しい物好きだからすぐに広まった!
- Microsoft Teams導入の効果(割と浅め
- 今までは電話とメールしかなかったのが、チャットでメッセージを残せた
- それってビジネスチャット導入したら普通に発揮される効果だよね…。
- 今までは電話とメールしかなかったのが、チャットでメッセージを残せた
ここらへん、セッションのモデレーターであるマイクロソフト社の社員さんが、Teams利用率を高めることがミッションのカスタマーサクセス担当者だったので、「Teamsの利用率がUPした後の"利用のされ方"は注視しない」というスタンスだったの…かもしれません。
みんながMicrosoftTeamsについて知りたい事
俺達はMicrosoftTeamsをまだ使いこなせてないという気持ちが強いのではないか、と思いました。ビジネスチャットの中でも特に多機能なTeams。タブを追加したりコネクタを追加したり、自由に拡張できる。それなのに、自分のチームは"一般"チャネルで会話しているのみ。Plannerを入れてみたけど、浸透せずに終わってしまった。どうか、俺にうまいTeamsの使い方を教えてくれ!
みたいな。
私の考え
Teamsの利用について誰かに答えを求めるのは間違いかな、と思えてきました。PR06に何を期待していたのか、自分自身でも反省し振り返ると、たとえ医療現場での利用方法を知ることが出来たとして、それをSIerの業務にそのまま適用できるのか?は否であるし、結局、答えは自分(組織)の中にしかないのかな、と思いました。
そういった意味では、後続のPR92は、
- アジャイル開発
- カンバン方式のタスク管理
と業務定義を行った上で、実際のロールプレイを交えて話していただいたので、自社の業務がぴったり合致しているなら腹落ち感が大きかったのではないでしょうか?
PR92 Agile Project での Microsoft Teams 活用例
ああいうのをみんなが求めていたのかな、と感じました。
MicrosoftTeamsをうまく利用する方法
1. 自社の"集団行為"を分析する
例えば自社がエンタープライズ向けのウォーターフォール側プロジェクトが主な場合、ウォーターフォール型のプロジェクトの業務を分析する。
2. 該当の業務で、Teams以前はどうしていたかを分析する
例えばファイルサーバーで資料を管理していたら、その階層構造などを分析する
3. Teamsの構成を決め、誰かが旗を振る
1と2を参考にTeamsの構成を決める。例えばプロジェクトフェーズ毎にチームを作る、というやり方もありだし、顧客毎・案件毎でもよい。メモはwikiではなくOneNoteを使うルールとし、既定で存在するwikiは削除する。課題管理は顧客と共有するからExcelで実施する、など
PowerPlatform界隈なども「自社の業務を分かっている人がアプリを作るべき」という論調が強いですし、MicrosoftTeams界隈も「自社の業務を分かっている人が自社のTeamsの構成を決めるべき」なのかなぁと感じました。
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