Monthly Office 365 Update (2018年3月分,4月分,5月分)

Office 365のアップデートを定期的にチェックして気になったものをピックアップするシリーズ。マンスリーなのに3か月分を一気に更新。

チェックソース

その前に。前回の更新のおさらい

MC128924 See Microsoft Planner tasks in iCalendar

こちら、リリースされました。予想通り、iCalをインターネットに公開する方式なので、情報漏れます。

Monthly Office 365 Update (2018年1月分,2月分) – 今日も元気にIT屋さん

しかしながらiCalに乗ってくる情報は…

  • 件名→連携される(漏れる)
  • 日付情報→連携される(漏れる)
  • チェックリスト→タスク総数と完了数だけ連携される

だけで、肝心の内容部分である…
– 説明欄→連携されない
– 添付ファイル→連携されない
– コメント→連携されない

は大丈夫。漏れるのはタスクの件名欄のみ。あんまり大騒ぎしなくていいかも。
予定表は、タスクの件名と日付の情報だけicsファイルに含まれ、本文にはPlannerへのリンクが表示される。
Exchange Onlineでいう「件名だけ公開」と同じような形です

またicsファイルの公開アドレスは簡単に推測できるものではないです。

https://tasks.office.com/[O365テナントID]/Calendar/Plan/[プラン名?グループ名?]?t=[乱数?_発行日付(ミリ秒単位?)]

外部のユーザーが総当たりで公開されているプランのカレンダーにアクセス成功する確率は低いです。

てことで、神経質にならなくてもいいかもですが、気持ち悪い場合、以下の手順でPlannerの共有をOFFにします。

組織のプランナーで Outlook 予定表の同期をオフにします。 – Office サポート

Office 365 メッセージセンター

MC133135 Office 365 Groups created from Microsoft Teams will be hidden from Outlook by default

Teamsでチームを作ると、それに紐づいで作成されるO365 GroupsがOutlook左ペインに自動的に追加される仕様だったが、表示されなくなる。Teamsをヘビーに使っている場合、いつの間にかTeamsとしてしか使っていないO365グループが左ペインにぽこぽこ追加されているためウザい。この判断はOKだと思います。

MC133236 We’re making changes to Office 365 IP Address range and URL publication

2018年10月2日に、従来のRSSでのOffice 365 IP アドレスと URLの配信が中止され、RESTベースのXML or csvでの配信になります。こちら、インフラエンジニア的にはそこそこ大きい変更でありまして…

  • 自作スクリプトでOffice 365 IP アドレスと URLを取得している場合、スクリプトの改修が必要
  • ネットワーク機器自身がOffice 365 IP アドレスと URLを更新するサービスを販売している事業者は、サービス継続のためにネットワーク機器に仕込んでいる仕組みの変更が必要

となります。たいへんたいへん。

しかしながら、従来のOffice 365 IP アドレスと URLでは、そのURLがExpress Routeを通るか通らないかの情報が取れませんでした。

MSがOffice 365に関わるPACファイルを作成してくれる件 – 今日も元気にIT屋さん

今回の変更で、Express Routeの有無も含む情報が取れるようになったので、まさに望んでいた情報が手に入ることとなります。FlowやLogicAppsでRESTの解析もできるからプログラム書く必要もないし、よい変更だと思います。

MC133271 Microsoft To-Do Steps

MC140111 Microsoft To-Do List Sharing

Microsoft To-Doでサブタスクを追加できたり、他人とTo-Doの共有ができるようになりました。最初のリリースの時に触って失望して、今はasanaでタスク管理しているのですが、ずっとTo-Doを使っている人が「そこそこ使えますよ」とか言っているので、勉強のために使ってみようかなと思うこの頃です。

MC134487 Groups in Outlook and Group-connected team sites are now private-by-default

Outlookなどで作成したO365 グループは、強制的にグループに紐づいたSharepointサイトができるのですが、その規定値が非公開になりますよ、という話。

MC136565 Updated: Microsoft Teams trial for commercial cloud customers

とある条件を満たしたテナントでは、Teamsのトライアルが使用できるようになり、ユーザー自身の意思でTeamsを使用開始できる、という話…っておい。この機能は対象のテナントにプレゼントされて規定で有効になるため、嫌ならOFFにしてね、とのことです。

Manage the Microsoft Teams Commercial Cloud Trial offer | Microsoft Docs

僕のテナントでは既にTeamsを使っているため対象のテナントではないのですが、これ、意識的にTeamsを使わせてないテナントとかで有効になってたら大変じゃないの?ちょっと動作確認が取れないので、どんなものかわからないのですが…。

MC136899 Updated feature: Email quarantine capabilities

Exchange Onlineの検疫管理(スパムマルウェアとして検知されたメールを隔離し、管理者が再配信できる管理画面)が、2018年10月に現在のExchange Online管理センターからセキュリティ&コンプライアンスセンターに代わるらしいです。機能も強化され、保管機能が増えたり選べるアクションが増えたりする様子。

MC137650 Updated feature: Group followers will no longer receive all Planner task email

今まで、O365グループに紐づいたPlannerのタスクに誰かがコメントしたら都度O365グループにメールが飛んで、O365グループの受信トレイをフォローしているユーザーにびしばしメールが飛んでいたのが、変更後は、自分が関係ないタスクのメールは、変わらずO365グループに飛ぶんだけど、関係ないユーザーには転送されない、という仕組みらしいです。

O365グループに着信したメールは問答無用で転送される仕様だと思ってたのですが、こんなコントロールもできるんですね…?翻訳間違ってるのかな。もし本当ならいい変更だと思います。

MC137770 Redesigned Message Trace in the Security & Compliance Center

検疫機能がセキュリティ&コンプライアンスセンターに代わるのと同じで、メッセージの検索も代わっていくようです。

MC139542 We are updating the details of Service Health Communications

O365管理センターのサービスの状態で、障害によって影響を受けているユーザー数が見れたのですが…。これが5月30日に廃止されるようです。なんてこったい。また、以前(2016年くらい)に、O365の管理センターが新しくなって、指定したユーザーのステータスが見れるようになるぜ!って言われてたのですが、リリースがキャンセルされたようです。(Office 365 ロードマップ キャンセル済み Feature ID: 15064 を参照)

原文ブログ(削除済み)

https://blogs.office.com/2016/09/27/office-365-administration-announcements-new-admin-center-reaches-general-availability-and-introducing-the-service-health-dashboard

日本語訳ブログ
Office 365 管理機能更新のお知らせ: 新しい管理センターの一般提供開始とサービス正常性ダッシュボードについて – Office Blogs
Office 365 管理機能更新のお知らせ: 新しい管理センターの一般提供開始とサービス正常性ダッシュボードについて – Office Blogs

その他ブログ情報

Outlook for iOSの新しい機能のリリース予告

www.microsoft.com

セキュリティ関係では

  1. プロキシを設定できるようになった
  2. 1つのO365アカウントにしか接続できないようになった

1について。WindowsPCではプロキシを踏ませて指定したサイト以外へのアクセスを遮断する、というのがセオリー。Outlook for iOSは、例えばOutlook for iOSから個人のGmailアカウントに対してのアクセスをブロックする、という使い方ができる。

2についてはそのままの意味で、「O365」というアカウント種別を1つしか設定できなくなるので、個人のO365アカウントへの接続を禁止することができる。

ただ、どちらも社外への情報漏えいを防ぐための機能だが、Intune配下のiOS/Androidなら元々(情報漏えいを防ぐことは)できていたことなので、今更Outlook for iOSに実装するメリットはないかも?

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