「SEを極める最強仕事術」を読み返す。

最近新人を指導する機会が増え、また4月から新入社員が入ってくるのでSEを極める最強仕事術のコーチングの項を読み返してみた。…ここって俺が新人の頃は読んだときは斜め読みしてたんだよなぁ。

■感想

結局コーチングの一番の目的とは「相手に「気付き」を促し自立的な人材に育てる」ことである。俺の場合は、ついつい細かい指示を与える事が多いので、「これくらいなら調べれば分かる」と思ったことは、相手にまかせちゃうのがいいのかな?またコーチングでは相手のタイプを見極める事も重要(以前の記事参照)。これに失敗するとトンチンカンな指導をしてそっぽを向かれてしまう。

■コーチングの4つの基本手法

1.質問する
質問して相手に答えされる事。相手にしゃべらせることで相手に考えされる事が出来る。そこから気付きに繋がる。

2.聞く
1.の質問の返答をちゃんと聞く。途中で話をさえぎって「けどね…」とか言わない。「ちゃんと聞いてるぞ」ということを態度に出す。まぁ女の子に対しても部下に対しても聞き上手になれってことですね。自分の事しかしゃべらない男は嫌われます。

これに加えて単独で「聞く」手法、つまりヒアリングをすることも効果的。部下に仕事を任せてしばらく連絡がなかったら「状況はどう?困ってる事ない?」とか聞いてあげる、と。

3.認める
これも「聞く」に含まれるのかな?つまり「聞き方」の問題で、仕事を終えた部下に「よくやったね」というのではなく「○○な点が難しかったと思うんだけど、よくクリアできたね。」と具体的に褒めてやるとか。

4.提案する
一歩間違えば押し付けになるので相手に決定権がある事を明確にする。枕詞「ちょっと提案したいんだけど…」を付ける。yesかnoかを相手に委ね「yesと言わせよう」など考えない。

この本によると相手や場面に応じて手法を意識的に使い分ける事が一番難しいそうです。確かに自分が身につけた指導法でうまくいっちゃったら、誰に対しても同じ手法を使ってしまいそう。上の4つよりも意識しなければいけないと思う。

…と、こんな感じでコーチング頑張っていきたいと思います。「魚を取ってやるんじゃなく、魚の取り方を教える」みたいな?