リモートワークを語るなら、前提を教えてほしい

この記事が気になりました。

米IT企業も否定的だった在宅勤務をポストコロナでも続けられるか|ショーンKY|note

私は リモートワークの方が楽だが、週1,2回は顔を合わせてコミュニケーションを取った方がよい 派です。2018年からリモートワークが可能な環境におり、週に1,2日のリモートワークは自分の時間が取れて集中できるので効率的だが、昨今の長期のリモートワーク環境下では同僚との会話が減ってコミュニケーションスピードや創造性が減ったような気がします。

そして「会社でたまたますれ違った時の雑談」はリモートではどうやっても再現できず、コミュニケーションの幅が狭まり、組織のシナジーが薄れていくと考えています。

…という内容が仮にバズると

  • 俺の会社は完全リモートでうまく回っている
  • こっちはリモートワークできない環境なのの文句言うな

など、あらゆる方面からの意見が来ると思います。これはありがたいのですが…

  • 「俺の会社は完全リモートでうまく回っている」
  • 「へー、どういう仕事内容なのですか?」
  • 「ソフトウェア開発業務。全てはチケット上で管理され、内容に従って開発する」

→そりゃリモートできるよね

  • 「こっちはリモートワークできないのに文句言うな」
  • 「へー、どういう仕事内容なのですか?」
  • 「調剤薬局勤務。来店される患者さんに対して、お薬を調合する」

→そりゃリモート出来ないよね

  • 「こっちはリモートワークできないのに文句言うな」
  • 「へー、どういう仕事内容なのですか?」
  • 「仕事内容はソフトウェア開発業務だけど、2歳と5歳の子供がいるマンションでとても働ける環境じゃない」

→そりゃリモート出来ないよね

と議論に入る前に前提を揃えないと疲れるだけだな、と思いました。てことで、これからリモートワークの話をする時は、以下の内容は知りたいと思いました。

業種・業態

ソフトウェア開発を生業としているならリモートワークしやすそうですし、スーパー勤務や建設業ならリモートワークしづらいと思います。

職種・業務内容

例えば調剤薬局勤務でも、業務が広報であればリモート出来ると思いますし、ソフトウェア開発業でも総務部でペーパーレス化されてないならリモートの苦労はあると思います。

会社での立場

雇用者側であれば(言葉悪いですが)上から指示されたことをやるのが基本で、意思伝達経路が明確であればリモートでも問題が生じないケースが多そうですが、経営者に近く、新たなアイディアを創造しないといけない場合、アイディアの壁打ち・ディスカッションはリモートではやりづらいのではないかと思います。

在宅勤務環境

在宅勤務用の机・モニター・椅子・ネット回線が整っているか否か。

家庭環境

在宅勤務環境が整っていても、小さいお子さんが家にいて割り込みされると厳しいですね。

表にまとめてみました。

テキスト化するとこちら。

(1行目の"-"はダミーなので気にしないでください。)

在宅勤務環境整っている整っていない
家庭環境邪魔が入らない邪魔が入る邪魔が入らない邪魔が入る
業種・業態職種・業務内容会社での立場
リモートが容易リモートが容易存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しい存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しいリモートが容易存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しい存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する

なお、私のポジションはここです。

在宅勤務環境整っている整っていない
家庭環境邪魔が入らない邪魔が入る邪魔が入らない邪魔が入る
業種・業態職種・業務内容会社での立場
リモートが容易リモートが容易存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しい存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しいリモートが容易存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する
リモートは難しい存在しない仕事を作り出す
指示されたことを遂行する

自分で"存在しない仕事を作り出す"って偉そうすぎますが、ニュアンスだけ伝わってくれれば…。表現変えた方がいいかな…。