ネットショッピング詐欺に引っかかった話

古典的ですが、表題の詐欺を経験した話です。

経緯

  1. 昨年?くらいに格安のスノーボード用品をググっていた私が、たまたま安いサイトを見つけ、相場よりも安かったので購入。
  2. 個人名が指定された口座に商品金額を振り込んだが、いつまで経っても商品が届かず。消費者センターに連絡すると詐欺口座であり、既に銀行側で口座の凍結が行われていることが判明。

となります。

その後の経緯

お金が返ってくるのか?

どうもこの手の事件はルーチンワーク化されており「振込詐欺被害者救済法」なるものが適用されるようです。それによると、凍結時点で口座に残っている残金を、詐欺にあった人たちの被害総額に応じて山分けする、とのこと。例えば、凍結口座の残金が10,000円、詐欺にあった人たちの被害総額が100,000円、私の詐欺被害額が20,000円の場合、五分の一の2,000円が返ってくる、というわけ。

ご想像の通り、犯人側もそれを承知であり凍結口座にお金を残しておくはずもなく。まぁ俺が犯人なら日次で残金チェックして引き出しますね…。

ということで法律的な処理が終わった半年後、以下の金額が返ってきたのでした。

牛丼二杯くらいは食えそうです。

犯人は?

まず、口座の人物。クロサギって漫画で読んだのですが、裏社会には「口座屋」ってのがいて、ホームレスさんとかに口座を作らせてそれを悪い人に売りさばいたりしているそうです。ってことで、口座をたどってもそのホームレスさん?に行きつくだけで、犯人にはたどり着かないでしょう。クロサギによるとそれを引き出したりしているのも下っ端の人物が多いみたいです。詐欺サイトを作っていた人物も、まぁ作っているのは黒幕かもしれないがログを残しているのは下っ端でしょうし、たどり着くのは難しいでしょう。

ということで、詐欺の勉強をするならクロサギがお勧めです。


クロサギ(1) (ヤングサンデーコミックス)

しかしいろいろコストを考えると17万円の儲けでペイしたのかってのは気になるところです。

原因考察

個人名の口座に振り込んでしまった

振り込み詐欺担当者の人いわく、ネットショッピングで個人名の口座が指定されているのはほぼ詐欺、とのことで、これを疑わなかったのが大きかったです。

買い物がスノーボード製品

商品がUSB充電器ならamazonでも信用ならないって所ですが、スノーボード業界はIT化が遅れており、いまだに個人商店で非SSL化されたサイトで注文を請け負っていたりするので、多少サイトが怪しくても気にしなかったです。

まとめ

今どき中々こんなのに引っかかる事もないと思いますが、頭の片隅に入れておいてもらえればと思います。