ワークライフバランスとワークスタイル変革

ワークライフバランスとは

働き過ぎず、仕事とプライベートを両立させること。
キーワード:定時退社(早帰りデー)・残業抑止

ワークスタイル変革とは

時間や場所にとらわれず、自分の好きなスタイルで働けるようにすること。
キーワード:テレワーク・在宅勤務
弊社はテレワーク環境が整っており、在宅勤務も(正式な制度としてはないが)飲み会で起きるの辛くて午前中は家で仕事しまーす程度は雰囲気OK。そもそも裁量労働制。個人的に「朝9時出社、夜遅くまで残業してる奴が偉い」というのは大っ嫌いであり、いつどこで仕事しようと成果さえ出せばOK、という考え方の方が合っている。
とはいえ、ワークスタイル変革で会社に出社しなくてもOKというのはメリット・デメリットがあると思ってます。

ワークスタイル変革のメリット

会社という場所に縛られずに働ける。これがメリット。例えば

  • 定時退社してジムに行って、自宅に帰ってから1,2時間仕事
  • 昼休みちょい長めに取って用事済ませて、少しだけ残業
  • 保育園に子供を迎えに早めに退社しつつ、電話会議に参加し状況を把握
  • 仕事は残っているが平日休みを取りレジャーに出かけ、出かけ先からメールチェックしたり返信したり
  • 休み予定の日に急遽会議を入れられたが、予定取り休みを取りつつ会議にはテレビ会議で参加
  • 平日で仕事が終わりきらなかったが土日はスノーボードに出かけ、滑ったあと夜に宿で仕事をする

ということが可能。仕事さえするなら、自分の都合を優先させて動くことが出来る、というのがメリットです。

ワークスタイル変革のデメリット

結局長時間労働じゃん。ということ。例えば

  • 休みの日に会議を入れられた
  • あ、休みなのでリモートから会議に参加しますよ

というのが正しい形なのか。これ、ワークライフバランスなら自分の休みを当然優先するのだが、ワークスタイル変革でリモートから会議参加可能にしちゃったからこそ「自分がリモートから会議に参加する」「人に会議の内容を引き継ぐ」の二択になる。そしてだいたい人に引き継ぐのは面倒だから、自分が休日返上してリモートから会議に参加する選択を取る(俺の場合)。
また

  • 平日で仕事が終わりきらなかったが土日はスノーボードに出かけ、滑ったあと夜に宿で仕事をする

というのも、一見「土日の予定潰れなくてよかったね」なのだが、本来的にはなぜ平日で仕事が終わりきらなかったのかを考え、効率のよい仕事の仕方を考える or 仕事量が多すぎるなら調整する、のが正である。
そんなわけで、ワークライフバランスを考えずにワークスタイル変革でテレワークを導入すると、仕事している時間はかえって伸びるような気がします。
従業員側の意識も大事で「なんとしても平日で仕事終わらそう」なのか「土日も使えるから終わりきらなくても大丈夫」なのかで時間の質が違ってくるし、日曜夜に「月曜日に楽するためにちょっとメールチェックしておこう」とするのか「時間があるからプライベートでやりたかった事に時間使おう」なのかで、人生の充実度(笑)が変わってくる(これはワークライフバランスが一番大事にしていること)。
前に自分が定時退社チャレンジしてた時に感じたのは意識高くないと定時退社出来ないということ。周りの雰囲気に飲まれないことはもちろん、仕事が残っていても帰る勇気みたいなものが何より必要だった。なので、ワークライフバランス的な思想抜きにワークスタイル変革しても、常に仕事の事を考えなきゃいけないだけになるかも。

個人的な話

自分は締め切りが迫るまで仕事に手を付けない人間なので「月曜締め切りの仕事を土日でやろう」と思って土曜に時間を作ってもタスクが進まず、日曜の夜か、月曜の朝が一番効率よく仕事が出来ることに気づいた。なら土曜日は仕事は忘れて遊んでりゃいーじゃない、と思ってこの記事を書きました。
最初に書いたとおり、成果さえ残せば自由に仕事していいという考え方は好きだし、会社に縛られずに家やスタバでドヤりながら仕事するのもいいと思うけど、意識して仕事以外の事をする時間を作らないと、本当に仕事ばっかりで1週間終わっちゃうなぁと感じます。
プライベートを充実させて自分磨き(これ死語だな)というわけではないけど、仕事を忘れる時間を意識的に作らないとな、と思いました。