Cerevoから発売するSNOW-1に期待すること
Cerevoから発売されたバインディング「SNOW-1」というのが気になっています。
荷重センサーは左右それぞれの足元に4カ所、合計8カ所に搭載し、装着したスノーボーダーの荷重の掛け具合や重心位置を計測。さらにスノーボードに装着する前後2箇所の曲げセンサーでスノーボードの部位別しなりを検知。これらのデータをリアルタイムに確認しながら練習することで、スノーボードのさまざまなテクニックを習得、上達することができます。 スマホ連携スポーツ用品ブランド「XON」第1弾の「SNOW-1」発表、年内に発売 | Cerevoからのお知らせ
Cerevoとはブログ「キャズムを超えろ!」の岩佐さんが立ち上げたベンチャー企業で、モノとITの融合させたネット家電をテーマにしている企業。わくわくする商品が多く期待して見てましたが、まさかスノースポーツに進出するとは!
ということで、スノーボーダー視線で商品に何が期待できるか、考えてみました。
板が踏めてるか、踏めてないかを、数値で確認できる。
僕が初心者の時「もっと板踏んで」と教えてられても「いやいやわかんねーし」でした。このバインを使えば荷重が数値で分かるので、どれくらい板が踏めているか、タイミングはどうなのかを客観的に測定することが出来、練習に生かせそう。
ただ転ばずに滑れるレベル以上じゃないと有効に使えないかも。それ以下の人は、数値気にせずまず滑れるようになるのが先だと思います。
基礎系やアルペン選手、ハーフパイプの練習に
これ、大きいと思うんですけど。基礎系やアルペン、ハーフパイプの選手って同じコースで練習するわけで、うまい人がどこで荷重かけてどこで抜いてるのか、映像と数値で丸裸になります。それと自分の滑りの数値を見比べて合わせていけばいい。格闘ゲームで試合時にどのボタンを押していたかをディスプレイする機能があるんだけど、そういったデジタルベースの競技だと当然の機能が、アナログベースの競技にも進出してくるかも。
スロープスタイルに
キッカーを飛ぶときのエッジの使い方や荷重のタイミングも、上手い人にこの板に乗ってもらって数値化すれば、参考になると思います。「お前、エッジ立てすぎ!数値見れば分かるでしょ!」みたいな。速度計測してアラートを出せる機能があれば、キッカーを安全に飛ぶためのスピードチェックにも使えるかも。
娯楽として
単純に数値が出るってことで面白いと思うし、考えもしない使い方があるかも。定点測定して分かることもあるし、例えば朝と夕方じゃ身体のキレが違う = 荷重が変わってきたり、斜度が急な所では前足に加重できてなかったり。ヒールとトゥで荷重バランスがおかしかったり。
そういうのを集計するためにAPIも提供してほしいですね。発売が楽しみです。
その他
心配されるのが防水加工・耐衝撃性ですが、
@teraco Cerevo の社長に突撃質問してみました。
・耐久性は概ね普通のバインと同じ(業界スタンダード)
・耐水性は十分に確保するつもり。ケーブル周りなど現時点のデザインはあくまでショーモデル。
ってことで割と期待できるかもしれません!
— TOM HKM aka はっかー (@c_5) 2015, 1月 6
とのことなので、普通に使う分には大丈夫かも。変な使い方はしないように!
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