選挙では自分と年齢の近い人に投票しよう、という考え

最初にこの言説を見かけたのはいつだったか分からないが、ぐぐったら以下のサイトが出てきたのでリンク。

投票率を上げるために選挙に行きましょう: etc

選挙とは自分の考えと近い人を選ぶイベントなのですが、若い人には「普段政治なんて興味ないし政治家の言うことは分からんから選挙行かない!」という人も多く、それでは自分の世代の投票率が下がる。投票率が下がって何が悪いかというと、投票率の低い世代が軽視されるということである。

つまりなんとしても自分と同じ世代を投票に行かせ、かつ親世代を投票に行かせない(※)事が大事である。むろん、後者のアクションを表立って起こすわけにはいかないので自分と同じ世代の投票率を上げることに遷延する。

※ 親世代が自分の世代と考え方が違う、と仮定した場合。自分と考えの違う層を投票に行かせたくない、と思うのは自然のことである(無党派層には寝てもらいたい発言、など。)

ところが、選挙に興味のない人を投票に行かせるというのは大変なわけで、まさかその人が住んでいる選挙区の候補者を分析して、最適な人をサジェスト、とやっていてはキリがない。よって「自分と年齢が近い = 自分と同じバックグラウンドを持っていて、自分の考え方と近い可能性が高い」という考えより、簡易的な指針として採用する価値がある。もちろん、自分と同い年でもゲーム・マンガ規制をしたがる政治家や、逆に年齢が上でもサブカルチャーに理解のある人もいるので、一概には言えないが。


もう少しターゲッティングするなら、自分の友だちの多数が興味を持っている部分、例えば「この政治家は自作PCを組んでいてITに理解がある」とか「この政治家はスノースポーツ好きでアウトドアに興味がある」というのをプッシュしてfacebookやtwitterで拡散すれば、投票率向上に一役買うのではないかと思う。

なお僕自身「自分と年齢が近い = 自分と同じバックグラウンドを持っていて、自分の考え方と近い可能性が高い」という考えには、ちゃんと考えた上で肯定です。(政策実行力は置いといて)若い政治家のほうが過去を引っ張らず今にフィットした考えで動いてくれると思うし、サブカルや新興スポーツという面では、若い政治家が理解してくれる可能性が高いと感じてます。

年寄りには任せてらんない…事はないけど、同じ世代に任せたほうが自分の好きな世界に近づくんじゃないかなと考えております。反面、若い政治家のほうが戦争に抵抗なさそうなので、それは嫌です。