holybowlyという素晴らしいイベントの感想
4月14日・15日に天神平スキー場で行われたholybowlyってイベント。大会でよくあるジブやキッカーじゃなく、スケートライクなボウルやバンクを作ってスタイル重視で滑ろう!ってイベントでした。地形を滑るのが好きなのでそれなりに期待して行ったのですが、それどころじゃない程ビッグなイベントでした。
※画像は一番下で紹介している動画から拝借
### その1. ライダー多すぎ
こういうイベントって、主催者側のライダー10人くらいで、滑ってるのは5人くらいってのが普通かな、と思ってたけど、今回は多分40人~50人くらいいた!外人と日本人が半々くらい。とにかく滑ってる人がみんな上手くて、有名ライダーもアップカマーもお忍びで来てるライダーもみんな楽しそうにスタイル出してました。
↑滑り凄すぎ、ロン毛で身長180cmくらいあって男だと思ってたDesiress Melancon。調べてみるとトランスワールドの年間ベストパートにノミネートされてるっぽい。
### その2. バンク楽しすぎ
楽しいとは思ってたけど、それ以上に楽しかった。**仮にこのゲレンデに作りのいい三連キッカーがあったとしても、ずっとバンク滑ってると思う。**エントリーする前にどのラインを取るか頭で考え、実現させるために体を使う。その繰り返しが何より楽しい。真の意味で無数のラインがあり、コンディションと自分のレベルを考えてチャレンジしてました。
ただ、楽しかった一因はライダーの滑りがあったから。ライダーがいろんなラインを滑ってくれることで、こんなラインがあったんだ・あのラインもチャレンジしたい、って、月並みだけど想像力が掻き立てられた。ライダーも含めてイベントに参加していた人全員が先生でした。
### その3. ライダーがガチで凄すぎた
もう繰り返しなんだけど本当に差を感じた。例えばキッカーとかで高回転してたとしても「まぁキングス篭ればなんとかなるっしょ」と思えるんだけど、今回のイベントでのラインの見つけ方・滑り方は、どうやって頑張ればあのレベルに到達できるのか全くイメージがつかない。自分の想像を超え過ぎてて、ちょっと敵わないなと思ったのでした。
### その4. イベントの雰囲気が良すぎた
滑りのことばっかり書いたけど、このイベント、順位を競わずみんなで楽しむイベントなんですね。みんなでトレインしたり、人のラインを真似したり。たまーにレジェンドが滑るとリフトから歓声が上がったり。誰かに勝つために来てるんじゃなく、みんなで楽しむために来てるんだってのが凄く良かった。この雰囲気が、天神平ってゲレンデと完全にマッチしていたように思えます。
### その5. 雑誌で実際に使用される写真の撮影現場だった
結局滑りの話しなんですけど、雑誌の表紙とかに使われるかっこいい写真あるじゃないですか。このholybowlyでもライダーがたくさん来ていることもあって、お供のカメラマンもたくさん来てて、たくさん写真を撮ってました。んで、その写真は実際にWebにたくさん出ています。
* ああいったシーンを
* ああいったカメラアングルで撮影すると
* こういう写真が出来るんだ
って点で、スノーボード写真の観点でも勉強になりました。
※ ライダーの滑りがいまいちでもフィルマーの腕でがあればいい写真になるのかな、って思ったけど違いました。めちゃくちゃいい滑りが、めちゃくちゃいい写真になってました。なので、カメラアングルを研究するのもいいけど、まずはかっこいい滑りアリき!ということで。
### まとめ
イベントっていうと自分の練習できないから嫌だな、って思うこともあるけど、こんなに楽しいイベントで練習なんて吹き飛んじゃいました。というか、こういイベントを楽しむための普段の練習なんだよね。
一点だけ。楽しいイベントだったけど、初心者過ぎると厳しいかもな、って思いました。急斜面をスピードつけて、ちょっとした地形でジャンプ!くらいは出来ないと厳しい。けどそれさえできればこんな楽しいイベントはない!来年も参加したいです!
Dispatches: Lib Tech Holy Bowly 2013 | Snowboarder Magazine
### 余談
あのねー。動画見るとみんなぽいぽい飛んでるみたいに見えるけど、雪面荒れてるしめちゃちゃスピード出てて怖いんだよ!最初のスパイン飛ぶ前にコケたりしてるんだよ!最後の壁でF3とか無理なんだよ!マジでライダーすごい。
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