富士山に関するいくつかの誤解
### 1.風情はない
富士登山はビジネス化されており、お水どうですかと500円。チョコいかがと600円。デパ地下並みの客引きである。登山道も人が多く山頂付近は通勤ラッシュのような渋滞。こんなので「霊峰」という二つ名をアピールされてもしっくり来ないのが実情である。
ただ、富士吉田口以外から登れば人気のない富士山を楽しめる。
### 2.ゴミは多くない
「ゴミが多すぎて世界遺産に登録できない」という話が先行しているが、驚くほどゴミは少ない。これは登山者のマナー上昇と清掃登山に関わる方々の努力によるものなので、登山はもちろん観光の時もゴミは持ち帰るべき。
### 3.山頂についても特に感動しない。
山頂に着いた瞬間に感動する人間はまずいない。やっとの思いで山頂につくと、大量の登山客と売店の売り子の声とジュースの自販機がお出迎え。これで感動しろというのは無理である。
ただ、お鉢回りをすれば日本一の山に登った実感が沸いてくるかもしれない
### 4.御来光は五号目からでも見れる
登頂した達成感と御来光が合わさることで特別視されるけど、景色としては五号目から見るのと大差ない。家のベランダから見る日の出の感動具合を5とすると五号目から見るのが80、山頂から見るのは100といった感じだろうか。
ということで、一度登ってみると面白いですよ。富士山。
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