独り言

特に結論もないので。

実は先週中旬からかなり塞ぎこんでいて、笑顔もなかったし楽しく生活している人を疎ましいと思うくらいだった。別にメンヘラアピールじゃないけど、自分は結構子供っぽい所があって歯車が狂うとブラックなモードになってしまう。
ただ普段は一晩寝れば治るんだけど、今回はなかなか治らなかった。というのは塞ぎこむ原因がよく分からなかったので何に対して解決していいのか分からなかったことと、(こっちの方が大きかったんだけど)原因は分かっだけどなぜそれに腹がたってるのか分からなかったので解決のしようがなかったこと。
原因から言うと、水曜日にスノーボードに一緒に行った女の子に腹が立っていたみたい。その子と普通に接したつもりが家に帰ってみるとすごくモヤモヤした気分になって、それが起因。原因が分からなかったのは本当に他の子と変わらない会話内容だったので、その子に原因があると思わなかったこと。あとその日のスノーボードの調子が良くなく、それに対してムカついてるのかな?と勘違いしてしまった(一因ではあるけど、それだけじゃここまで塞ぎこまないと気付いた)
とはいえ、自分がなんでその子に対して苛立っているのか分からなかった。例えばその子が態度が悪くて有名でみんなから敬遠されているようなら「あいつは嫌な奴だから」でスッキリ解決なんだけど、ハキハキしゃべって元気でスノーボードへの姿勢も熱心で見習う部分があったから、そんな子に対して腹立つ理由がわからなかった。
ということで火曜日はその子を呼び出して食事しつつ**「正直、お前の事ムカツクんだけど、どう?」**と宣言してきた。ま、それは要約し過ぎだけど、腹割っていろいろ話してきた。
結果、俺が腹立ってるのは誤解ではなく、それなりに相手に理由があった事が分かった。けど、俺自身、相手が腹立つような事を言う根拠を知ることができたから、今度からは同じ事言われても大丈夫だろうし、それでも腹立ったら「今のは言われて嫌だった」と言える関係になれた。顔を合わせて話ができて良かったと思う。
…って文章にすると稚拙だけど本当に話し合ってすっきりしたんだよ!!


で、思ったのは**正論は言ったほうはスッキリするが言わた方はムカつく**ということだ。俺がその子に腹が立ちつつもその原因が分からなかった理由がこれだった。
正論というのは非現実的な事が多い。
例えば「スノーボード上手くなりたいなら毎日筋トレすべきだし、食べ物にも気をつけるべきでしょう」と言われたとする。けど普通に社会人やってる以上、他にも遊びたかったり飲み会があったり眠かったりダラダラしたかったりするわけで、そんなストイックな生活を送るのは厳しい。けど発言自体に間違いはないから、こちらとしては「そうだね」と答えるしかない。
俺がその子にムカついていたのも、そういった正論の積み重ねが原因だった。「ちゃんと体勢を意識して滑るべきでしょう(え、あなたは意識してないの?)」とか、「練習の前日は体調整えるべきでしょう(上手くなりたいならね)」とかそういった発言が多く、自分がやり込まれている感じがするし、大して努力してないように見せかけられてしまう。
問題なのは、正論を言うだけならめちゃくちゃ気持ちいいということ。僕もtwitterで反論されるのが嫌でそういう風に語って相手を黙らせてしまうことがあるけど、それじゃ何も解決しないし相手を嫌な気持ちにさせてしまう。正論は怖いし振りかざすときは気をつけないとな、実感した今回の一件だった。


ここからは個人的な話だけど、相手の子も俺に対して厳しく接してるという自覚はあったみたい。けどそれは、(スノーボードに真剣な)俺なら厳しく接しても大丈夫だと思ったから(教師みたいな言い草だけど)。正論を口にするのも出来ない自分を戒めるためだったとのこと。それを聞いて同意できる部分があったし、ちょっと気分が良くなったw
俺自身、自分を戒めるために自分に正論を当てはめる事があるからその子の気持ちは分かったし、俺がその子に対して一言言いたくて呼び出したのも同じスノーボード仲間として期待、というか一緒にがんばっていける的な気持ちがあったからで、最初で書いたような「みんなから嫌だと思われてる子」ならここまで気にかけない。ということも相手も思ってるということは、一目置かれてるんだな、ってことで嬉しくなった。
正論にもそういう裏があると分かったので、一般的な正論のリスクの話は置いておいて、今度からはその子の正論は意図があるんだな、って受け止められるようになった。腹を割って話した成果があったなぁ。