何かに熱中すること。それと刺青の効用について。
運動不足解消にジョギング(ランニング)が流行ってる気がします。駒沢公園近くに住んでる友達の話では**「お前は走んないほうがいいんじゃないか」**とツッコミたくなるような腰の曲がったお年よりもジョギングしているとのことで世も末です。。。まぁ別にジョギングとかいいと思うんですよ。何もしないよりも運動になるし、手軽だし、怪我しにくいし。
ただ…。本来**ジョギングってただの体力作りですよね?**何か別のスポーツ(あるいはマラソンなどの競技)のための基礎作りであって。ジョギングだけで満足してその先に行く人って少ないように思います。せっかく体力ついたんだから別の事にも取り組んでみればいいのに。確かにジョギングならそんなにお金かからないし気軽に始められるけどなぁ…。
ネットで「お金がかからず楽しめる趣味は何?」みたいな特集があるとモヤっときます。ジョギングもそうだし読書とかも楽しいけど、**エキサイティングで一生の思い出に残るってもんじゃないでしょう。**
別にスポーツじゃなくても、お金かけなくてもいいと思ってます。仕事忘れるほどゲームに熱中したり、本気で上手くなろうと思って研究したり。毎日ブログ書いてアクセスアップ研究したり。もちろん仕事でもいい。その分時間は食うけれどそれだけの面白さと思い出を提供してくれるんじゃないかなぁ。どうも世間では**趣味はサブ的な位置づけでどハマリするものじゃない、**みたいな風潮があるけれど、**痛みとかリスクとか減らした無難な人生では死ぬ時に何も残らない**と思っているので、何かに熱中することを肯定してみたいと思ってます。
何か一つでも必死になっていること、ありますか?
### リスクの話ついでにもう一つ。
オリンピックに出場したスノーボード選手の国母和宏(以下カズ)の動画なんですが。
STONP trip #1 USA2 from Ken Imai on Vimeo.
カズ含めて日本人3人でアメリカのゲレンデを遊ぶってムービーなんですが、5分30秒付近でカズが腕に刺青を入れる映像があるんですね。
俺、刺青については**なんで入れるのか意味不明**だったんです。だって入れたら一生(?)取れないし銭湯にも入りづらいし、人によっては怖がられるし、いいこと一つもないじゃないですか。
けど刺青入れた後のカズのコメントでちょっと気持ちが分かったんです。
「新しい翼ゲットしました。これで気持ちよく飛べます。」
これ見てちょっと気持ち分かっちゃったんです。
スポーツ全般そうですがスノーボードもメンタルが非常に重要な競技で。少なくともイメージが持てないと絶対にミスする。自分が空中高く飛ぶ事をイメージして素振りみたいなこともするのですが、それを補助・強化するために自分の体に筆を入れるんだとしたら**方向性としては間違ってないんじゃないか**、と。
で、ここで思い出したのがHUNTER×HUNTERのフランクリンってキャラ。
彼は「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」っていう指先から念弾を放出する技を持ってるのですが、作中で**自分の指を切り落としたら機関銃的なイメージが強化されて威力上がった**っていう解説があるんですよ。最初は「んなアホなwwww」って思ったんですが、今思うとこれって刺青を入れることによる脳内イメージ強化と同じだよね。もちろん俺は刺青を入れるつもりはないし相変わらず否定的だけど、前述の**リスクを取って人生を楽しむ**って行動基準を延長していくと**刺青を入れてイメージ強化する人の気持ち**にたどり着くのかなぁ…と思って複雑な気持ちになってしまいました。
HUNTER×HUNTERの世界ではリスクを取ることで念能力が強くなるんです。これって現実世界にも通じると思います。時間やお金といったリソースを1つのものにつぎ込むほど、得られるリターン・感情の触れ幅は大きい。それがいいものでも悪いものでも、自分の心に残り続けるのは確実で、それは無難に生活を送るよりもよっぽど有益な事だと考えます。
ということでリスクを取ってよりダイナミックな人生を!という提案と、**富樫は早くHUNTER×HUNTERの連載を再開すればいいと思いました。**
集英社 (2009-12-25)
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