09-10シーズン 池の平レポ
今シーズン、シーズン件を購入して通っている池の平温泉スキー場のレポートです。
[池の平温泉スキー場 2009-2010](http://www.ikenotaira.net/ “池の平温泉スキー場 2009-2010")
### がんばりを"アピールする"ゲレンデ
池の平といえば、大竹延王さんプロデュースのスノーパークが雪番長アワード第1位になったり、おしゃれなWebサイトで6つのブログを運営し、今年は谷口尊人さんのピーカンファクトリーが動画を次々UPしたりと**とにかく情報発信しまくっているゲレンデ**です。
[YouTube – R21FILM’s Channel](http://www.youtube.com/user/R21FILM “YouTube – R21FILM’s Channel")
というのも周りに妙高杉の原・赤倉温泉というビッグゲレンデがあり、規模で劣る池の平は**差別化を計らないといけない立場。**黙ってては客は来ないのです。
といっても宣伝に地から入れてるだけでなく、普通に良いゲレンデだよ!というのは前にエントリで書きました。
[2008/3/15,16 妙高杉の原+池の平温泉レポ](http://prius.cc/d/20080325_2008_3_15_16_myoutakasuginohar.html “2008/3/15,16 妙高杉の原+池の平温泉レポ")
この時いまいちだったパークの場所が変更され、さらに楽しいゲレンデになってます。とはいえ、何回も行ってると悪いところも見えてくるわけで…。
### あえて悪いところ
#### 1.リフトが混む
これは2008年と変わらず。高速リフトがカプセルリフトとクワッドリフトの2本だけで、特にカプセルリフトが異様に混む。2/8(日)に行ったとき、あまりにカプセルリフトが混むので**ハイクアップして中央ペアリフトま→ハッピーパークに移動したら、カプセル待ってた友達より早かった**という始末。
#### 2.リフトが遅い
実は中央ペアリフトが空いていてほぼ待ちなしで乗れるのですが…。これが低速リフトのくせに距離が長く、上につくまでに10分以上かかる。試しに友達が中央ペアに1回乗る間にメインパーク下のキッカーをハイクアップで回したら、友達が戻ってくるまでに5本飛べました。いくら空いてるとはいえ、中央ペアをメインで使うには効率悪すぎる。
まぁこの2つは個人の努力ではどうしようもない所なんだけど…。対策として1本目、2本目はカプセルペア。混んできたら中央ペアリフトに移動して、夕方になったらカプセルに戻る、とか考えて滑ってます。けど初めて来た人はそんなこと分からないだろうし、印象は良くないだろうなぁ。
### いいところ
#### 1.パークアイテムが多い。
というか、初心者が入りやすいパークアイテムが多い。田中幸さんプロデュースのハッピーパークもそうだけど、メインパークにもボックスやキッカーが多くて助かる。ここらへんはシーパス持ち=ガチボーダーの増加にしっかり対応してる気がします。
あ、あとアイテムが入りやすいのもいい!僕はガチボーダーだけどジブは苦手なのでレールとか多くても困るんです。
あとは南郷みたいにキッカー作りまくってくれれば神だけど、重機がないから厳しいかー。
#### 2.シーパス持ってりゃ500円でゲレ食食べれる
これはシーパス持ち限定なのですが、シーパス提示でゲレ食が500円。これは絶妙な価格設定で、シーパス買うくらいのガチボーダーってゲレ食に1000円出すくらいならコンビニで飯買っちゃう人=ゲレンデが儲からないんです。500円だったらコンビニでパン3~4つ買えばトントンだし、もちろんゲレ食の方が暖かいからゲレ食選ぶ。んでゲレンデも儲かる。
#### 3.シーパス持ってりゃ900円で温泉かふぇ泊まれる
これもシーパス持ち限定なのですが、素泊まり3000円の温泉かふぇが900円。安すぎ。この割引は意味が分からなく、なぜこんなに安くするのか…。ベッド埋まらないのかな。今回僕達は妙高にマンションを借りてるから使わないけど、そうでない人にはかなりお得な割引だと思います。
#### 4.リフ券&シーパスが安い。
言い忘れてた。リフ券は最安値で2200円。シーパスも条件付で13000円で買えます。池のリフ券が安いのは有名だよね。
### とはいえ。
妙高杉の原・赤倉温泉に比べてゲレンデが小さいのは事実。池の平は練習に最適なゲレンデだけど、ビッグマウンテンではない。いくらパークが好きとはいえ、スノーボードをやる以上デカいゲレンデを自由に滑りまくってみたい。ってスノーボードクロスの藤森由香さんも言ってたぜ!
[スノーボードクロス 藤森由香インタビュー!| REACT MAGAZINE BETA](http://www.reactzine.com/2010/02/15/ “2010 2 月 15 | REACT MAGAZINE BETA")
### 結論
安く篭るには最適。けど安いなりの欠点もある。もしリフ券が他のデカいゲレンデと同じ値段なら選ばない人もいると思う。南郷や野沢温泉みたいに**「リフ券高くても池の平に行きたい!」**ってオンリーワンな魅力が欲しいなぁ。
### 余談:湯の丸の運営について
池の平の経営はパツパツだ!と池のJSBAでコーチやってる友達に聞きました。確かにガチボーダー集めてもゲレンデにお金落とさないどころかリフトが混むばかり。この先、ガチボーダー内で評判が固まったとしても、リフ券が高くなれば別にゲレンデに行ってしまうかもしれない。
ところで湯の丸スキー場。実はここもガチボーダーに支持されているゲレンデで、作りのいい6連キッカーがある上にリフトも混まない(遅いけど)。しかし、湯の丸ローカルの人から聞いた話だと何年も連続で黒字らしい。
で、池の平と湯の丸の違いは一般層へのリーチじゃないかなと思った。池の平のWebサイトはFlash使いまくりでデザインもこなれて気合入ってます!というアピール。反面、湯の丸のWebサイトは昭和に取り残されたようなしょぼい感じ。
けどそれが逆に、湯の丸=ファミリーゲレンデというイメージを与え、お金をざっくざっく落としてくれる一般層を呼び寄せられてるんじゃないかと思った。
とか書いたけど想像ですからね!僕は池の平スキー場を応援してます!…というか潰れてもらったら困るし、ちょっとくらいリフ券値上げしてもいいし。
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