『目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」』読了。
怪しいサブタイトル以外は良本でした。
■その目標は正しいか。
目標を立てるとき、その目標と自分自身の価値観が合致してないと絶対に目標は達成できない。例えば健康に興味がない人がダイエットを目標にしても長続きしない。というか毎年ほとんどの人がダイエットを目標にして失敗するのは、実は心の奥ではあまり必要と思っていないからかもしれない。
もし達成したい目標の元になる価値観がないなら、自分の中に新たな価値観を植え付けるところからはじめなければいけない。例えば痩せてる人はかっこいい・今年の夏は海デビューする→だからダイエットというふうに。あと
- 目標はなるべく大きく。最終目標が大きいほどがんばれる(目標が大きすぎても、適切なマイルストーンを置いてやればよい。)
- 他人のための目標を立てる。人間は自分ひとりのためより他人のための方がモチベーションが維持できる。
とのこと。
■常に「最高の状態」を維持する方法。
価値観と目標を一致させた所で行動に移すわけだけど、自己啓発本を読んだ直後じゃやる気があるに決まってる。大切なのは普段でも好不調の波を抑えて常に行動し続けること。そのために
- パワーアップクエスチョン
- 成功のイメージング
- インカンテーション
を3つセットで毎朝20分くらいかけてやる。パワーアップクエスチョンは「私は何に幸せを感じているだろう?」など質問の答えがポジティブで気分が良くなる質問をする。成功のイメージングは数ヶ月先に成功した後の気分を出来るだけリアルに想像してニヤニヤする。インカンテーションは自己暗示。「やれる!できる!」と松岡修三のように確信を持って言う。
…うん、なんか怪しい集会だなw
■目標が達成できなさそう…?
目標が価値観と一致し状態も良いのに、結果が出ていない…?
・リミティングビリーフ
心の中で「出来ない」って思ってませんか?「私は目標を達成する事が出来ない。なぜなら~」という文章を作文すれば、何が目標達成の妨げになっているか分かります。
・安易な安楽に流れない
テレビとかネットとか、甘いもの食べたいとか。そういうものに流れて一時的に変化する痛みから逃げてしまうと、フォーカスがブレて目標に向かわなくなります。
・真の決断
真の決断とはゴール以外の可能性をすべて排除すること、らしいです。「試しにやってみるよ」というレベルではダメらしいです。ここらへんまでくるとHowToではなく心の持ちようになってきて引っ掛かりがありました。
■まとめ
ベタベタな成功本は読んだことがなかったので面白かったです。1時間くらいですぐ読めて要点が整理されてて良かった。逆に読んで得るものがなければ損した気分になるかもw
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■ところでフォトリーディング
実は書店で「考える力がつくフォトリーディング」を立ち読み(おぃ)してからフォトリーディング試してみたんですが…。効果を感じられませんでした。まぁフォトリの最初のステップが「この本をフォトリーディングできると信じる」っていう自己暗示なので、自分の能力を信じる力が少なかったのかもしれませんw
とはいえ、独学でフォトリを習得するのは大変かも。なぜならフォトリの習得には「信じる力」が必要だけど、周りにフォトリができる友達がいないから「本当にできる」と心から信じられない。…例えが難しいけど、小学校のとき「円周率をどこまで覚えられるかゲーム」ってのが流行って、みんな100桁くらいまで覚えたんですね。けどそれって最初から100桁目標にしたんじゃなくて友達との競争の中で伸びていったんです。「あいつが覚えられたなら俺も!」って感じで。これを1人でやってたなら「100桁なんて覚えられるわけない」リミティングビリーフがかかって、50桁くらいで終わってたかもしれません。
ってことで、フォトリ習得一番の近道は、目の前でフォトリ出来てる人を見ることだと思う。んで、「出来て当然でしょ?なんで出来ないの?」とか言ってもらえれば効果てきめんだなぁ。
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