RSSリーダーの使い方を同僚に紹介した。

RSSリーダー普及作戦の続き。先日社内でRSSリーダーの使い方についてプレゼンしてきたので、その手ごたえとか感想とか。

■プレゼン環境

プレゼン相手は同じチームITエンジニア4名。エンタープライズ製品のエンジニアでWeb技術には疎いがXMLとかは知ってる。ブラウザはIE使ってるとかそんなレベル。

■アジェンダと概要

  1. RSSとRSSリーダーの紹介:RSSはXMLフォーマットにWebサイトの更新概要を乗せたもの。
  2. もしRSSリーダーがなかったら…:今まで数10サイトを"巡回"していたのがRSSリーダーを確認するだけで済む!
  3. 実際に使ってみよう!-IE7の場合-:IE7のフィードリーダーを画面ショット付きで紹介。
  4. さまざまなタイプのRSSリーダー(1):クライアント型、ティッカー型の紹介
  5. さまざまなタイプのRSSリーダー(2):アプリ組み込み型、Webサービス型の紹介
  6. RSSのビジネス利用:グループウェア製品でもRSS配信
  7. おまけ…使えるRSSを探そう:はてブやヤフオクのRSS紹介、なんでもRSS紹介。

■プレゼンした感想

一番手ごたえがあったのがIE7にもRSSリーダーが付いてるという点。反応が良かったのでプレゼンを中断してIE7でLivedoor天気予報のフィードを実際に登録してもらった。手元にあるアプリでできるよ~と紹介されるとやってみる気になるよね。Webサービス不慣れな人にとってはID登録だけでも一苦労だし、取りあえずの導入としてIE7を紹介するのはアリかもです。

その他は反応が薄かった。僕のプレゼンスキルの問題もあるけど、プレゼン対象の4人に普段から数10サイトを巡回するような人がいなかったのもあると思う。必要は発明の母ってことで、普段からWebサイトをたくさん巡回していて面倒くささを感じている人にとってRSSリーダーは有用だけど、そうじゃない人には不要だもの。

とはいえRSSリーダーを使い始めたらから巡回サイト(登録RSS)が増えたというのもある。僕も最初はSleipnirのRSSバーに自ブログのRSSと(今は懐かし)BlogPeopleとMyBlogListの3つを登録するだけだったが、内容が楽しみだからというより、楽にチェックできるから取りあえずRSS登録というスタイルに変化していった。

図にすると

/RSSリーダー未使用RSSリーダー使用
あまりWebサイト(RSS)見ない12
たくさんWebサイト(RSS)見る34

つまり2や3の人が4に成るのは簡単だが、1の人を2や3にするのは難しい。1→2は巡回するWebサイトの数が少ないのでRSSリーダーの必要性を感じず、1→3は巡回するのが大変だから。というか、2と3は通過点で"正しい形"は1か4なんですよ。技術に関心のあるアーリーアダプターなら1→2の壁を越えて4へ、ネットサーフィンが好きな人は1→3の壁を越えて4へ。どっちでもない一般人は1のまま。

では1の人にRSSリーダーを使い始めてもらうにはどうすればいいか?面白いRSSをこちらで用意してOPMLにしてやればよい。一気に4の状態に持っていってやればよい。いや、それ以前にRSSリーダーを勧める前に

  1. 世の中にはこんなに面白い(役に立つ)Webページがある
  2. けど全部巡回するのは大変だよね
  3. そこでRSSリーダー!

と持っていくのがいいかも。

■結論

  1. 初心者にはWeb型リーダーよりもIE7のフィードリーダーを勧めよう。
  2. RSSリーダー勧める時はその人に合ったRSSもセットで勧めよう。
  3. まずはネットサーフィンの楽しさを知ってもらうのもいいかも。

あ、そうそう。IE7にはOPML読み込み/書き出し機能は付いてません。あとRSSのURLを直接入力して登録する事もできません。ということでWeb型リーダーのID登録からOPMLインポートまで面倒を見るつもりならIE7でなくWeb型RSSリーダーを勧めるのがいいです。。

次はmixi友達にRSSリーダーを勧めてみる編です。多分半年後くらい。


■余談

今回プレゼンの一環でLDR以外の2,3のWeb型RSSリーダーを試したんだけど、gooRSSリーダーは初心者にお勧めだと思った。機能はともかく一番フレンドリーでYahooっぽい雰囲気。RSSランキング(livedoorと違って技術以外のRSSも豊富)があったりおすすめRSSを探してくれたり、Yahoo感覚のユーザーには使いやすいと思う。あとRSSに"アールエスエス"って振り仮名がついてる所とかw

ま、冗談抜きでmixiがミクシィと書かれるのと同じで、RSSがアールエスエスと書かれるときが本当の普及期なんだろうなぁと思った。