au買い方セレクトについて

auユーザーの俺には影響の大きいニュースです。

「総務省に言われて始めるわけではない」──au買い方セレクトに込めたKDDI高橋氏の意図 (1/2) – ITmedia +D モバイル

端末価格によりますが、auにもユーザーにも有意義な変更だと思います。

■ユーザーに取って有意義な点

シンプルプランの安さ。パケット定額が使えて(ホワイトプランと違って)通信料は標準水準。年間縛りもないので、使い捨て携帯持つには最適のプランです。つーか携帯の機種にこだわらないうちの親にぜひ勧めたい。初期費用が高いといっても、在庫抱えた旧機種は10000円以下で販売されるでしょうし。

超ヘビーユーザーの優遇。月に数万円使うユーザーの場合、1年経たずに新しい携帯を旧プラン相当の価格で手に入れられる。端末価格が変わらない以上、ネックになるのは解除料。auポイントで解除料を相殺した時点で縛りが切れると考えます。

…といってもハードル高いですが。12ヶ月以内で解除料を払うことなく機種編できるのは30000円/月以上利用しているユーザー。14000円/月以上のユーザーは13ヶ月でノーリスク。7000円/月のユーザーは18ヶ月経つまで待たなければなりません。

/7000円14000円20000円30000円40000円
月々のauポイント350980140021002800
18900pt貯まるまで9ヶ月7ヶ月
12600pt貯まるまで13ヶ月9ヶ月
6300pt貯まるまで18ヶ月

■キャリアに取って有意義な点

上の表で分かるとおり、今回の変更って通信しないくせに、端末だけは新しいものを使いたがるユーザーの切捨てなんですよね。例えば俺の場合、月々の通信料が8000円程度のくせに1年ぴったりで新機種に買い換えてましたが、買い方セレクトが始まると解除料を払って機種変をするか18ヶ月まで待つかの2択になります。

ただキャリア的にはこういう不採算ユーザーを排除したい。それを実現しつつ(普通の)ユーザーに取ってもメリットのある今回のプラン。よくできていると思います。問題は店頭でのユーザーの反応ですけどね。見かけの値段が高いところを他キャリアは攻撃するでしょうから「実質○円!」みたいなPOPを作るのかな?個人的にはauのチャレンジが成功してほしいと思ってます。