「博士の愛した数式」読了。
今更間はあるけれど、博士の愛した数式を読んでみた。まぁページが薄かったので手に取りやすかっただけなんだけど…。
80分しか記憶の持たない数学博士と家政婦とその息子の物語。博士の住む家や町の風景、野球場の雰囲気が丁寧に描かれているので、自分で風景をイメージして世界を広げる楽しみがある。心温まる物語だから子供にも安心して読ませられるって感じ?読書感想文を書かせると面白いかもね。俺に取ってはむちゃくちゃ書き辛いけど。
つーことでいい本ではあるが毒には薬にもならないなぁと思ったのでした。80分の仕掛けは兎も角、それのネタがほぼ数学と野球(と1980年の時代背景)に終始しているので、数学や野球に興味ないと魅力半減だと思うんだけどなぁ。Amazonのレビュー数ほど「美しい数学の世界」を体感した人が居るとは思えないんだけど。
これって本屋が選ぶ「本屋大賞」受賞作なんだけど、世の中の本屋はこういうのを読みたがるのかなぁ。第2回受賞作の「夜のピクニック」はパスしようと思ったのでした。
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