ライブドアショック雑感

株式市場を襲ったライブドアショック–新興企業が軒並み安

ライブドア本社&ホリエもん自宅に証券取引法違反容疑で家宅捜索が入った後、粉飾決済疑惑も絡んでライブドア上場廃止→倒産?な憶測が漂っている件について。

ネットメディアやライブドア信者のブログではライブドアを擁護するような意見が多いけど、ルールはルールだからねぇ。法に違反したなら捜査が入って当然。確かに風説の流布容疑だけにしては既存メディアが大々的に取り上げすぎ(まぁ鼻持ちならない若造が法律違反で窮地に追い込まれてるんだから喜んで報道するだろうな)という感はあるけれども、自ら既存メディアを利用して知名度を上げて会社を有名にしていったのはほかならぬホリエもんだし、有名になって注目度が上がればいいニュースも悪いニュースも大きく報道されるのは当然のことだからね。いままで既存メディアに助けられてライブドアをアピールしてきたのに、「自社の悪いニュースは報道するな」なんてのは筋が通らないでしょう。

まぁ僕自身「ほら見ろ。楽して稼ごうとするといつか痛い目に合うんだ。コツコツと地道に稼ぐのが一番だ」なーんて言うつもりはないけど、何が悪いかっていうと法律違反したライブドアが全部悪いんだよ。検察やメディアは悪くない。例え当局がライブドアに目を付けていて、何かきっかけを見つけてとっちめようと思っていても、ニッポン放送株の時間外取得の時みたいに(倫理的にはダメでも)法律に当てはめると裁けない事ならば、どうしようもできないんだからね。その線で踏みとどまっていれば「今の腐敗した日本のシステムを利用しているだけ。俺が正しい。」でよかったんだけど、実際に違反してしまうとダメだよねぇ。ねずみ取りで捕まっても「こんな道路で取り締まりをする警察が悪い」って言えないのと一緒。相手(警察)の狙いは取締りのノルマを稼ぐためってのは分かっていても悪いのは交通違反をした自分なんだから。

既存メディアの報道姿勢について批判しても、ブログ既存メディア寄りの人に読まれないネットメディア上では無意味だしねぇ。NHK以外の既存メディアが主観的な視点で報道するのは当然だし、そこにネットユーザーの主観をぶつけてもなにも生まれないからねぇ。オーディエンスのいないディベート状態。

ちなみに海外メディアでは

Japan Internet CEO Horie has high-profile woes

Japan’s Takafumi Horie, the brash Internet entrepreneur known as the "T-shirt clad CEO", is in a bind — and many old-style business executives may well be glad.

「生意気なネット企業の社長が窮地に追い込まれているので、保守的なコミュニティは喜んでいる」と報道しております。まー第三者の客観視点から見た正しい構図ですな。

ところが渦中にいると主観的な視点でしかモノを見れない人がいちゃったりで、この期に及んでも「ライブドアを応援します!」なーんて書いてるブログもあったりでちょっとびっくり。それで本人満足ならいいんだけど、「客観的視点を持てない」という点では、彼らが批判しているオールドメディアと50歩100歩じゃないの?とか思ったり。

余談だけどライブドアってライブドアユーザー以外のネットユーザーからの評価ってそんなに高くないと思うんだけどなぁ。どっちかっていうと軽蔑される対象というか…。mixiのデザインパクり事件とか特に。どっちにしても「ライブドアを本当に愛してる」というコメントはちょっと引くなぁ。

僕はライブドアの株なんて持ってないので対岸の火事、他人の不幸として面白おかしく事の顛末を見守ることにするけれど、株主はたまったもんじゃないだろうなぁ…。ナデリ(=゜ω゜=)ノ株主

うん、まぁ辛いだろうけどライブドアを愛してるのならがんばってくださいヽ(゜∀゜)ノ パッ☆

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