2006年、福袋雑感。
仕事でトラブって福袋買いにいけなかった件について。
9時の予定が終わったのは昼の12時で秋葉原に行ったものの目当ての福袋は当然売り切れ。元旦から不幸すぎる…orz。家に直帰するのも嫌だったのでヨドバシで13800円のHDD(250GB)購入しましたが元旦の買い物はそれくらい。まぁMac対応でこれだけ安けりゃいいかな。
で、2006年の福袋ですが各所に報告が上がってます。
http://www.ne.jp/asahi/web/all-navi/2006fuku.html
http://ps2.xrea.jp/2005/index.html
2chのスレやブログ見てると、需要の高い福袋は始発~8時くらいまでの間に並ばないと変えなかった模様。なーんだ、定時に仕事終わってても買えなかったんじゃん。
■なんかつまんない近年のの福袋
ただ最近の福袋(特にデジモノ系)は「何が入っているか分からない」という不確定要素が減って、福袋を買う面白味が減ったなぁと思った。
なんでだろうと考えると、昔と違って購入者が「お楽しみ」や「運試し」じゃなくて、「確実に元が取れる」「欲しいものが入っている」ことを目的に購入するようになったからじゃなのかなぁ。僕が思うに福袋っていうのは「何が入っているか分からない」から福袋なのであり、「何が入ってるか分からないけど定価以上のものが入ってるから運試しに買ってみよう」みたいなノリで購入するものだったと思う。
まぁ福袋で得したいって考えは今も昔も変わらなくて「確実に元が取れて」「欲しいものが入っている」ことを福袋に対して期待しているのは同じ。ただ昔は日本人がバブル的な感覚だった(かなり妄想かも?)し何よりネットが普及してなかった→他の福袋の情報がない→ローカルの判断基準で判定していたから、今で言う欝袋でも「欲しいもの入ってなかったけど、定価以上入ってたから取りあえずはいいかな」で終わっていたわけだ。
それがネットが普及したせいで他の福袋の中身が分かるようになる。となると他の福袋との比較して自分の買った福袋が良くないことに気づいてしまうわけ。そうなると「運試しだからいいや」で満足していた気持ちが消えて「損をした気分」になってしまうよね。元々得したい目的で買ったわけだから。
となると店的には購入者を満足させないといけないので、一般的に価値のあるもの、万人受けするものを福袋に入れるようにする。あとはジャンル別に分けて福袋を販売して、消費者のニーズとマッチした福袋を選んでもらえるようにする。そうすることで、消費者の期待に安定して応えるような福袋を提供するようになる。
■…のはいいんだけど
ということで、ここ数年は「大外れ」の福袋はなくなってきたような気がします。その代わりといっては何ですが「大当たり」の福袋もなくなったような気がします。その理由の一つは福袋の中身が均一化されたこと。上でも書いた「万人受け」のキーワードの通り、どの福袋を選んでも差がない様になりました。これは後々ネットで中身公開されることを考えると当然で、例え「当たり」と「外れ」の数が同じでも「当たり」より「外れ」を引いた消費者の声がクローズアップされてしまうから。それなら最初から中身を均一にしてみんなに同じレベルで波風立てずに満足してもらうおうという考え。
つまり最近の福袋は
・だいたい中身が想像が付く
・万人受けする商品が入っている
・当たりや外れの個体差がなくなっている
ようになっており、冒頭でも言ったように「不確定要素が減っている」わけです。
■福袋の意義?
福袋から不確定要素が減って、だいたいの福袋で安定して得できるようになりました。。けどさ。それでいいの?と言いたい。確かに中身が分かって当たり外れが少なければ安心して福袋を買えるけど、その代わりに大当たりもないんだよ。サプライズもないんだよ、と。
というか福袋に対して確実な利益を求める時点で矛盾してるよなぁ…とネット上で買った福袋に対して不満をブチまけてる人を見るたびに思うのであって。しょーがないじゃん、中身分からないんだから。しょーがないじゃん、自分で買ったんだから。それと、福袋を出している店がたくさんある中で「自分の買った福袋が一番得」って状況はほとんどないんだよ。ネットで比較できちゃうから自分の福袋よりも中身がいいものを見つけちゃうけど、そこで「他の福袋の方が中身が良かった、買って後悔している」なんて本気で思っちゃだめ。それこそ運の部分だしね。
■じゃあなんで福袋を買うの?
例えば「3万円出せば5万円相当の商品が入ってる」と分かっているとする。2万円は確実に得できるけど、「元旦の朝から並べば2万円あげるよ」という条件で並ぶ気になるかどうかっつーと全然ならない。お金に困ってるわけでもないし、そもそも5時間くらい並んで2万円の得って元旦という日を考えれば割に合わないでしょ。
それでも福袋を買おうと思ってしまうのは、福袋商戦が年に一度の祭りであって、それに参加したいからなんだなぁと。ぶっちゃけ中身なんか関係ないんですよ。いや、もちろん重要なんだけど中身という結果じゃなくて、中身を予想をして夢(妄想)を膨らまし、買いたい福袋を買うまでにいろんな過程を踏むことが一番楽しいんですよと。
ネタで徹夜で並んだり、掲示板での情報戦に参加したり、他人の福袋と比べて一喜一憂してみたり。こういうのは1年に1回しかできないからね。祭りだから楽しんだもん勝ち。逆に言うならそういう楽しみ方をしないで純粋に利益目的だけで福袋を買おうとしてもきっとつまらないし割に合わないと思う。ここらへんは主観だけど。
…と書いてる割には、今年は全く動かなかったなぁ。まぁ夜勤で並べないってのが分かってたからだけど、学生時代は過去のデータや入り口からショップまでの最短ルートを調べていたのに(暇人)。
去年は「もう福袋を買うような年齢じゃなくなった」なんて書いていたような気がするけど、福袋商戦をイベントと考えると年齢なんて関係ないよねね。だって得するために買うんじゃないもん。楽しむために買うんだもん。ということで来年福袋を買うのなら、「お祭り」だということを念頭において福袋を買うまでの過程を楽しむことにします。
夜勤のために福袋を買えない2006年正月に思ったことでした。
※しょっぱなから長いエントリー書きすぎだなぁ。息切れしそう…。
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