無敵の王者、ロジャー・フェデラー(スポーツ新聞風)

【ウィンブルドン(英国)3日時事】テニスの4大大会今季第3戦、ウィンブルドン選手権最終日は3日、当地のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第2シードのアンディ・ロディック(米国)に6-2、7-6、6-4で快勝、3年連続3度目の優勝を果たした。男子の3連覇は、1997~2000年に4連覇したピート・サンプラス(米国)に続いて大会8人目。

これが芝のコートで35連勝中の王者の実力なのか。世界ランキング第一位のフェデラーが同4位で世界最速サーブを持つロディックを圧倒しストレートで勝利した。最初から差は歴然だった。自分のサービスゲームを簡単にキープし、200km/hを超えるロディックのサーブを抜群の読みでリターン。2ゲームブレイクで第一セットを取った。
第2セットではサービスブレイクを許した後すぐにブレイクバックしてタイブレークへ。そして相手のサービスポイントを全てミニブレークし、7-2と余裕で2セット目を取得。集中してショットを放つフェデラーに対して、ラケットを地面に投げつけるロディックと全く対照的だった。
雨による中断後の第3セットでも全く集中力は衰えず、芸術的なパッシングショットを連発。対してロディックは得意のサービスゲームで終始主導権を握れず、1時間41分で第119回ウィンブルドン決勝は幕を閉じた。

前年度の決勝では同じ対戦で3-1とロディックが1セット取ったが今回はストレート負け。差が開くばかりの王者に対しロディックは「フェデラーは完璧すぎる」と言うしかなかった。

5連覇のボルグ、4連覇のサンプラスと同じ領域に足を踏み入れたフェデラー。

「彼らは尊敬するプレイヤーであり、彼らと同列に語られる事は誇りに思う。ただ、今は3連覇だけでは終わるつもりはないよ」

まだ23歳。”フェデラー時代”は当分続きそうだ。

…とスポーツ新聞風に日曜日のウィンブルドン男子決勝をレポートしてみましたが。

やっぱりフェデラー強すぎです。

彼が今年のウィンブルドン優勝することは、来場所で朝青龍が優勝するくらい確実だと僕は思ってたのですが、朝青龍以上に”フェデラー以外の選手”との差を見せ付けてくれた2005年のウィンブルドンでした。なんつっても世界ランクNo2と第2シードがさくっとストレートで負けちゃってるし。とにかく全てのプレイが超一流のフェデラー。サービスゲームの安定感は全盛期のサンプラスを思い出させるなぁ。こりゃ相手の選手に神が3回くらい舞い降りないと勝てっこなさそうです。あるいはフェデラーが衰えるかだけど、まだ23歳だから体力的にはまだまだいけそう。つまりフェデラーが芝で負けるってことは3年以内にはなさそうだなぁ…。そんときゃそんときで大ニュースなんだろうけどね。

そういえばあのサンプラスの5連覇を阻止したのもこのフェデラーだったわけで。そういう選手が出てくるまで気長に待つしかないんだろうなぁ。