エンジニアライフ小説"ハローサマー、グッドバイ"が面白い

正確には面白かった!です。この前で10ヶ月に及ぶ連載が終わったので。
1はこちらから↓ 面白いので1から読んだ方がよいです。
Press Enter■: ハローサマー、グッドバイ(1) ネコの手
あ、けど7,8くらいから盛り上がってくるかも…?全編はこちらです↓
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あらすじ
世界にゾンビがあふれ、人口に混乱は訪れたがなんとか防衛線を張って生活している20XX年。どこにでもある下請けSIer勤務の鳴海シロウは、ひょんな事からゾンビ探知システムの単体テスト(孫請け)を行ったというだけで、政府直属の防衛機関の実地テスト要員としてアサインされてしまう。
防衛ラインを越え、ゾンビあふれる封鎖区域に進む車両。
「なぁに、プログラマさんは椅子に座ってモニタを見てるだけだ。ああそうそう、ちょっと不具合があったので先ほどシステムを最新のものに入れ替えておいた(フラグ)」

この小説の作者さん、今までも@ITの小説を連載されていたが、それはIT業界の職場をテーマにしたもの。なれるSE!の少し重めの小説と言えばいいのか。
なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)
面白いは面白かったが、少し現実的過ぎてエンターテイメントとして楽しみ切れない部分もありました。
今回の「ハローサマー、グッドバイ」は近未来SFが舞台設定としてあり、ドローンあり、クラウド環境あり、超小型コンピューターあり。今の技術を現実的に軍事利用した設定で親近感がわくし、主人公や周りのキャラが立ってて小説として面白いです。
今年の2月から12月まで、毎週月曜の朝が楽しみでした。年末年始の移動時間など時間のある時にまとめ読みをお勧めします。IT好きなら絶対楽しめるはず。