雪山行く人用 ETC料金改定について(練馬ICから)

たまにはお役立ちってことで書いてみます。

調査ルート

  • 練馬-湯沢(大都市近郊 39.4km 地方 127.6km 含 関越トンネル)
  • 練馬-沼田(大都市近郊 39.4km 地方 86.4km)
  • 練馬-長野(大都市近郊 39.4km 地方 164.1km)
  • 練馬-妙高高原(大都市近郊 39.4km 地方 211.5km)
  • 東松山-湯沢(地方 127.6km 含 関越トンネル)
  • 練馬-嵐山(大都市近郊 39.4km 地方 8.0km)

調査時間帯

  • 未明出発(0:00-3:59)
  • 早朝出発(4:00-5:59)
  • 朝出発(6:00-8:59)

念のため書いておくと、上記時間はETCゲートの入り口or出口を通過する時間帯なので、例えば前日23時に家を出て2時に現地に着いた場合「未明出発」の時間が適用される。午前5時に家を出て午前8時に現地に着いた場合「早朝出発」と「朝出発」のどちらにも該当するが、その場合は安い価格を参考にすればいい。

休日編

休日

4月1日時点では地方高速道路に対する休日割引が5割引きのままなので、大幅な値上げはありません。例として、東松山-湯沢は改定前後でほぼ差額なしです(※)。大都市近郊部分に係る早朝夜間割引がなくなっているせいで、一律500円~600円程度の値上げになってます。練馬-嵐山小川は全区間が大都市近郊部分ということもあり、モロに値上げを食らってます。

対策

大都市近郊部分の割引がなくなったため、大都市近郊部分では高速道路を使わない。ただ、7月以降は地方の割引が5割引→3割引になるので、辛そう。

平日編

平日

大幅アップすぎるアップ。原因は早朝夜間割引と通勤割引の廃止で、これらの廃止に変わる新しい割引きがないため、定価に近い金額での高速利用となってしまう。

対策

◆1.0時~4時に出発する

深夜割引が有効な0時~4時に出発するのが一番安い。もっとも、改定前は5割引だったのが3割引なのでこれでも値上げだが、他の時間帯に比べると安いので仕方ない。

◆2.平日に全く行かない

とにかく値上げし過ぎなので平日は諦める。

◆3.逆に平日にめちゃくちゃ行く

今回新設された「平日朝夕割引」(通勤割に代わる割引)は、月に5回以上利用で30%OFF、10回以上で50%OFFされる。6時-9時と17時-20時を同じ日に利用した場合も2回とカウントされるので、月に3回以上行けば30%OFF、5回以上行けば50%OFFとなる。

「平日朝夕割引」は地方高速100km分にかかる割引であり、地方高速100kmの料金は約2500円なので、50%OFFなら約1250円割引、30%OFFなら約750円割引きとなる。これを上の表に当てはめると、以下のようになる。

30%割引きの場合

平日30

 50%割引きの場合

平日50

注意点としてカウントはETCカード単位なので、人の車で山行っても自分の割引回数には加算されない。

深夜割引+平日朝夕割引の併用

上の表で、改定前に比べて安くなってる部分があるじゃないですか。これ実際どうなるかわからないんですけど、例えば4時前に高速INして6時~9時の間に高速下りれば、深夜割引+平日朝夕割引の両方の条件に当てはまる。改定前は割引が被った場合、どちらか割引率の高い方が適用されていたが、改定後は現金割引+ポイント割引で、割引きの二重取りが可能となる。なもんで、平日組の人は意外と痛手が少ないかも。

結局

上でいろいろ書いたけど特定のケースを除いて結局は値上げなので、おさいふと相談して高速使うのがよいかなぁと思います。

考え方

値上げによって高速道路の渋滞が減るならよいと思います。地方の高速道路1000円から始まった過剰なETC割引から、高速道路の渋滞は酷くなりすぎていたと思う。毎週末、50kmを超える渋滞を回避するために時間をずらしたり下道を使ったり、渋滞にハマってしまえば下道より遅かったり…。昔はそこまで混んでなかったと思うんだよね。今回の値上げで「高速道路」の意味のままに、渋滞なくすいすいなら値上げも歓迎。

お金節約するために下道使うのもありだけど、時間を節約するために高速使うのもアリだと思う。湯沢から高速使って2時間家に早く着くなら、その2時間でマクロミルのアンケートでもやって2000円くらい稼げるし。

まとめ表

20140331_ETC料金計算.xlsx

このエントリで使用したテキストデータは上のリンクから。