自分用ボードテクメモ(フリーラン編)

これまではmixi日記や[はてダ](http://d.hatena.ne.jp/teraco/searchdiary?word=*[snowboard])にボードメモを書いてきたけど、検索性が悪くゲレンデからiPhoneで探し辛いので1つのエントリに纏める事にします。ちなみに僕のレベルは10mキッカーでF3メイクできる・プロボーダーに「君ならJSBA1級取れるよ」と言われるくらい。普通にゲレンデ滑ってる人と比べると、そりゃ上手いけど、年に30回・40回ゲレンデに行く人の中では中の下くらいですね。
### スノーボードの一番の基本
それは**板に正しく乗る事。**これが全てっつーか8割くらい。けどみんな、自分が思ってる以上に板に正しく乗れてない。だからバランス崩すとすぐにこけたり、キッカーでまくられて尻落ちするのだ。
俺の場合は、左腰が開きすぎてるのが欠点。左腰が開いている⇒左の尻が板のヒール側に乗っている⇒重心が板のヒール側に乗っている(板に正しく乗れていない)⇒下からのGを受けたとき、足で支えられず左尻にGがかかってこけてしまう。
というか、スノーボードというのは横乗りスポーツなので、左腰も右腰も板に平行になってないといけない(例え曲がるときでも)。それができず、左腰が開いた状態⇒体がねじれた状態で滑っているから、ねじれが常に板に伝わり、微量な回転力が生まれてしまう。
スノーボードやったことあるなら分かるけど、平坦な斜面をゆっくりと滑ってるって結構難しい。それは自転車と同じで、ゆっくりだと推進力不足でかえって不安定になるからって理由もあるんだけど、板にちゃんと乗れてさえすれば、どれだけゆっくりでもこけようがない。推進力不足で普段は誤魔化している「体のねじれによる微妙な回転力」の影響が大きくなり不安定になる。
…ということで、**ねじれは悪!**って結論なんだけど、ほとんどのスノーボーダーは体がねじれる癖を持っているみたい。というのは初心者の時はターンしやすいように肩を開いて曲がるように指導されてるから。実際俺も初心者に教える場合、「左に曲がりたいときは左を見る!」「右に曲がりたいときは目線を右!」って教えてる。そりゃいきなり「板を強く踏んで…」とか教えてもボードが楽しくなる前にやめちまう。
初心者の頃はそれで簡単に滑れるようになっていいんだけど、そのバッドノウハウがボード上達への壁になってるんだなー。
### カービングターンの時に気をつけること
板に正しく乗れてるとして。
まず大切なのは**曲がる前に前足を踏む**こと。いきなり角付けして…というのは間違いでそれだとエッジが深く刺さらず鋭いカービングができない。まず前足を踏み込んで板を雪面にめりこませるイメージ。具体的には踏み込んだ足の方の手がくるぶしに着くくらいまで踏み込む。逆の足もそれくらい踏み込むけど、前足さえ踏み込めばついてくるので特別意識する必要は無い。
踏み込んだ後は押し出す。バックサイドターンならヒール側、フロントサイドターンならつま先側に体重をかけてエッジを押し出すイメージ。体を倒して角付けするんじゃなくて、加重によって自然に体が倒れるイメージ。
※ この時頭はターン弧の内側に入っている。特にフロントターンの姿勢は特殊で体全体がターン弧側に倒れこむ感じになり視点はバックサイドよりも低くなる。その状態で背筋は張り、頭は地面から離すようなイメージ。体が弓なりになる感じ。
カービング終盤では後ろ足に力を入れる。するとボードのしなりが利用でき、加速する。カービング中は前足→板の中心→後ろ足とどんどん重心が移動していく。
で、俺の場合、フロントサイドターンが苦手でどうしても左腰が開き(その影響によるねじれによって)右肩が下がってしまう。だからフロントサイドターンの時は両肩・両腰が板の上にあるように。具体的には腕をだらんと下に伸ばしたとき、指先の延長線上がボードの中心上にあるかどうか意識する。
### オーリーの時に気をつけること
・基本
板に正しく乗る事。体のねじれなく乗ること。ゆっくりしたスピードならともかく、ハイスピードで滑っているときに"ちゃんとオーリー"できるかどうかはこれにかかってる。体がねじれてる、例えば左腰が開いているとテールに体重をかけてオーリーする時に、勝手にフロントサイド回転がかかってきれいなオーリーができない(左腰が開いている→板に常にフロントサイド回転力がかかった状態だから)。こうなると不安定な上にテールにかけた力が逃げてしまって高くも飛べない。とにかく基本。
・高く飛ぶために
その基本が出来た上で。**オーリーとはジャンプではなく板のしなりを利用して高く飛ぶことである。**ま、これも基本だけど。で、板のしなりを最大限利用するために効率よく体重移動する。具体的にはノーズ→テールの順番で体重移動。この時腰の高さは変えない。ノーズ→テールに移動する勢いを利用してテールにタメをつくり、オーリーの瞬間に弾く。繰り返すけど、体がねじれてるとテールにタメを作る前に板が回転してしまうので**板に正しく乗れてるのは必須。**ま、板に正しく乗れたとすればオーリーの7~8割はできたようなもんかなぁ…。
### キッカー飛ぶ時に気をつけること
このエントリ以上に長くなるんで割愛。てか、キッカーは年中飛んでて年中意識してるので書き出さなくても頭の中にあるというか。筆が乗るときにさらっと書きたいと思います。