「一瞬で信じこませる話術コールドリーディング」読了

■感想

読みやすくて面白いが「明日からすぐ使える」ものではない。というのは、VSニセ占い師のシチュエーション中心に書かれており、それを自分が日常生活で使うには応用が必要だから。「騙そう」としている相手から身を守るには有効だが、"まっとうな"コミュニケーションが成立している間柄ではコールドリーディングより話術やコミュニケーション術の類が役に立ちそうな気がする。

「コールドリーディングだけでは売れないから、無理やりビジネスや日常生活に役立つことにしよう!」と狙って編集されたのかな?と考えてしまう。ので、コールドリーディングに興味があるならともかく「今すぐ使えるテクニック」を得るには向かない。実用本なら相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング(※)がよいかもしれない。

※まだ読んでないけど。

■本の内容抜粋

コールドリーディングは以下のような人間の性質を利用する。

  • 同じ属性の人間(例:30代男性会社員など)はだいたい同じような経験をしてきている
  • 人間は自分の都合のいい事しか覚えない(セレクティブメモリ)
  • 人間は自分の事に一番興味がある
  • 人間は自分を平均以上だと思っている
  • 人間は誰でも二面性を持っている

これを元にストックスピールという誰にでも当てはまるような事を言う。いくつかは当たっているのでセレクティブメモリ効果によって当たってるものだけが印象に残る。その他、上に書いてある人間の性質を利用して相手を自分を信じ込ませていく。

■Weタイプ/Meタイプ

人間は協調性重視のWeタイプと自分主観のMeタイプに分かれる。例えばWeタイプは団体競技、Meタイプは個人競技を好む。これは今のフィギュアスケートの選手を見ると非常に納得できるw 安藤美姫、浅田真央、村主章枝ってみんな個人主義な感じがしません?自己実現が一番の目標って感じ。逆にバレーボールの選手なんてみんな協調性が高そうでWeタイプの象徴だろう。

当然俺はMeタイプw Meタイプは他人からのアドバイスを受け入れない傾向があるので改めなければ…。つーかスノーボーダーって基本個人主義でMeタイプが多そう。たまに一緒に滑るために無駄にリフト待つ人いるけど、ありゃWeタイプだなww …と、この項はトリビア的で面白かったです。

■コールドリーディングを日常で利用する方法?

この本が実用的でないと思うのは、本の中の例文のほとんどが占い師とのやりとりだから。占い師に相談する時点で相談者は占いの力を信じている。「相手に協力的である」=占いが本当であって欲しいと願ってる状態なのでコールドリーディングもしやすい。が、現実社会のフラット関係、または仲が悪い関係ならどうだろうか?

例えば飛び込み営業にコールドリーディングはほとんど使えないだろう。逆に元々つながりの深い関係(長い付き合いのお得意様)なら、その関係を一層深くするには有効だと思う。…が、そこまで付き合い深ければコールドリーディングは必要ない。

この本の4章は「コールドリーディングを日常で利用する方法」でビジネスで使える例文が載っているが内容は納得がいかないものばかり。もっといい会話方法があるのに、と思ってしまった。

※それが相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディングに書かれているかもしれないので読んでみる。

■その道のプロなら自然と身に着けている?

本でも触れているが、コールドリーディングは自然に使いこなせるようになるまでは時間がかかる。観察力が高まった結果のテクニックじゃないかと思う。例えば俺が電気屋店員だったときは「値札を見る時間が長ければ購入確率が高い」「スーパーのレジ袋を持った人は購入意思がない」など自分で法則を見つけて、買ってくれそうな客中心に接客していた。

この本を読んでも明日からすぐに変われないし、逆にデキる営業は自然と身に着けているテクなのかもしれない。

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
石井 裕之
フォレスト出版
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