『「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~』読了

■まず最初に。

僕は筆者と2年間ほど一緒に働いてました。P221のプロジェクトのメンバーでした。そしてこの本に書かれているツールとマインドでプロジェクトを進めてました。

ということで公平な書評は期待しないで下さいw

■3週間スケジュール表と村中さんとの思い出

重要なのはこの本の通りのテンプレートを使うことではなく

  • 3週間先の予定まで把握する
  • 実績を記入する
  • できなかった事も記入する

ことです。といっても上記3点をケアするにはこの本のテンプレが最適だと思いますし、僕が著者と一緒のプロジェクトの時も、メンバー全員がこのフォーマットの3週間スケジュールを書いてました。

僕も新人ながら3週間スケジュールの発表を担当し、当然多くの突っ込みを受けつつプロジェクトの全体像を把握していきました。また、重要なレポートの作成も「お願い」され、技術偏向気味の僕に「お客様は小学生だよ」とアドバイスをくれ、添削をしていただき、お客さんを満足させるレポートを作る事ができました。

普通別会社の新人なんて教育どころかできれば関わりたくないですよね?けどこの人はプロジェクトのメンバーってだけで僕の成長を考えてくれたのでした。P.36「リーダーの重要な役割は、メンバーの成長をサポートすること」の通りです。

■話変わってプロアクティブについて

対人関係では重要ですよね。機械と違って人間は予想通りに動いてくれない。しかもお客さんはITの素人(と思え)。認識合わせのマイルストーンおかずに作業の終盤になって「やっぱり気が変わった」のはよくある話。お客さんと顔合わせする→お客さんの考えを知る→次の展開を(お客さんの性格も考慮して)予測する→お客さんと顔合わせ(以下略 で手戻りの少ないプロジェクト運営ができる…ってかやってました。

■話変わって村中さんの凄いとこ

P145~P151みたいなこっ恥ずかしい事を、真昼間のオフィスでやっちゃうこと。最初「プロジェクトに対する思いを聞きたいんだ」って言われたとき、弊社の社員はきょとんとしちゃいましたよ。結局それぞれ目標書いて関係者に送付して、目標を意識しつつプロジェクトを進めてましたね。

ただこれをするにはプロマネ自身が恥ずかしがらずに実践しないといけません。「こんなの恥ずかしいよなwあははww」なんて言っててはメンバーはついてきませんよ!

■ということで

書評になってない書評でしたが、村中さんのためにも是非下記リンクから本を買ってくださいな。筆者の実力は僕が保障します。…って言えるほど近づけてないけどね。

村中 剛志
日本実業出版社
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