新人に期待すること

弊社では5月末から新人配属となり、私の部署にも新人がやってきます。なので「私に何を期待しますか?」って新人に質問されたとして、そのアンサーを考えてみます。

先輩から見た新人

夢も希望もありませんが、新人が難しい仕事を短期間で完璧にこなし、会社の躍進に大きく貢献した…なんてストーリーは期待してません。いや、ゆくゆくはそうなってほしいんだけど、仕事始めたて人にそれを期待するの難しい。なので最初は投げる仕事も(少し苦労しつつ)出来そうなやつ、その仕事っぷりで次の仕事を考える、となります。
逆に「俺はデキる人間だから先輩を蹴落として出世するんだい!」って人も、まず最初は(そのデキる人にとっては)簡単な仕事をお願いする事になります。なぜなら先輩から見て新人がデキるか普通なのか分からないから。難しい仕事をお願いしたら普通の新人で仕事こなせず落ち込んじゃった、というのは一番ダメなので、まずは誰でもこなせそうな仕事を割り振ります。その仕事を完璧にこなすことが「デキる新人」アピールとなります。
学校で言うと、まずは教科書に沿って全員を教え、成績がいい生徒には特進クラスに進んでもらう、的な感じですね。そういう時「俺は特進クラスの人間だ。こんな教科書に沿ったテストは簡単すぎる」と考え、凡ミス連発で80点だと特進クラスに進めません。それと同じで「こんな仕事、簡単すぎてつまらん。もっと難しくて面白い仕事がほしい」と思っても、その簡単な仕事で100点を取ることが、特進クラスへの道です。
てことで、月並みですが「与えられた仕事を確実にこなす」ことが一番のアピールとなるかなと。

先輩からの期待

こちらとしては新人を"1年目"という視点では見ておらず。弊社1年目ではあるけど、学生時代とか学校以外のコミュニティでの活動では上の立場で活動した実績(例:サークル・バイト)があるし、コミュニティに属してなくても自分で考えて何らかの成果を出した実績(例:研究)がある人間、と認識しています。
なので早めに会社というに慣れてもらった後は、そういう実績を拠り所にどんどん前に出てほしいな、と。新人も「社会人になって1からのスタートです。しばらく先輩の影に隠れてます…。」ではなく、「俺は元々、学生時代に○○で一世を風靡した人間なんだ!」みたいなメンタルで取り組んでもらえると助かります。その方が面白いし。