東のエデン 劇場版II Paradise Lost 感想(ネタバレあり)
- 2010-03-24 (水) 22:05
公開初日に見てきたんだけど、なんとなくまとまらなくて今まで書けませんでした。結局上手くまとまらない感想を投下。
こっちは前編。
感想
こうするしかなかったのかな…、という感じ。正直言うと物足りなくて、TV版の最後でミサイル打ち落とすシーンの方がよっぽどすっきり!爽快!なんだけど、じゃあどんな結末が良かったの?と問われると答えられない。結局東のエデンってこういう物語だったのだ。ドンパチじゃなくて、主義主張のぶつけあい。だから物部と書斎で話し合いっていう地味な終わり方こそ”エデンらしい”のだ。
主義主張
監督の主張が強い映画だった。その主張に同意する、しないはともかく、誰もが感じる所だと思います。キャラクターは監督の代弁者、裏側に人間が見えてしまう。僕はエンターテイメントとしては良くない、というか好きになれなかった。アニメだから、かもしれないけど暗に気づかせるレベルじゃなく、明らかに口で言っちゃってるもんなぁ。一線越えちゃって裏側の人間が見えて興ざめしてしまった。
けど、その主義主張は面白かった。お金は払うほうが楽、貰うほうが難しい。正確にはサービスに価格をつけて、自分で提供するのが難しい、と言えるかな。俺は劇中で滝沢くんのやってた新聞配達はまだ楽な方だと思ってて(お金払うよりは辛いけど)、ってのは新聞代をゴネられたときに「決まりだから」とか「定価だから」とか、つまり他人の決めたことだから逃げ道があるんだよね。これが自分で提供するサービスだったら「なんでこんだけお金かかるの?」って問いに、ちゃんとした答えを用意しないといけない。
具体的にはネット上のフリーソフトとシェアウェア。良質なフリーソフト作者がなぜそれをシェアウェアにしないかというと、有料にしたがための責任や「消費者様」と向き合うのに抵抗があるからだと思う。つまり無料で提供してる限り、作者が”上”なんだよね。けどお金取っちゃうとユーザーが”上”になる。
フリーウェアで開発者もユーザーもWIN-WIN、良好な関係を維持してるって見方もあるけど、それは社会的な土俵に乗ることから逃げてる側面もある。平たく言うと「仲間内のぬるま湯に漬からず市場で勝負しろ!」って感じかな。飛躍しすぎ?
主義主張2
後は全共闘世代が作ったトンネルに助けられるシーンが印象に残ったな。あれは前世代をバカにしていたキャラクターと観客への皮肉でもあったんだろう。非実在なんちゃら問題でもそうだけど、twitterに書き込むだけじゃ政治は動かない。ネットの中=口だけで終わらず、結果はどうあれ現実にアプローチすることに意味があると伝えたかったんだと思う。ま、これは僕も同意見。
そんな感じで。
アニメの感想を外れてしまいそうなのでこの辺で。考えることを強制させる作品だったなぁと思います。
1つ残念だったのは、主義主張するのはいいけど辻褄が合うように作ってほしかったな、と。映画前編で黒羽ジュイスを破壊した後、もう一度滝沢ジュイスを破壊しなかった時点で物語としては破綻していたわけで、まぁ映画前編で「全部の辻褄は合わさらないだろうなー」と思ってたので覚悟はしてたけど。TV版から謎解きやってきて映画版までついてきたのに、なんだが大人の都合で纏められちゃったみたいなのが残念。物語全体の雰囲気が好きだっただけにね。
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Comments:1
- レッチリ 10-09-19 (日) 20:24
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ジュイスの破壊は奇襲でのみ成功する手段であった。詳細ログがあるため具体的な攻撃はかわされてしまうからだ。トラックの緯度経度を調べるのはかなりの作業。さらにミサイルを撃つのにはテレビ版でもわかるように準備にそれなりに時間が必要で、ポンポン撃てるものではない。滝沢のジュイスを即座に破壊するのは無理だ。再度破壊しなかったからと言っても、別に物語に破綻はきたさない。
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『東のエデン』 私たちは何と戦っているのか?
いやはや脱帽である。
作品の作り手は、1人でも多くの人に見てもらうために、受け手を引っかけるフックをたくさん用意する。
「ハチ



